お弁当なんかについてくる調味料。四角い容器だったり魚の形をしていたりのあれです。
この容器は価格が安くおまけに容積のほぼ全てと言っていいくらいが空気なので輸送コストの占める割合が大きくて、今までは全国各地に生産拠点があって消費地に近い工場それぞれで生産していました。でも、近年輸送を考えてもなおアジア各国で生産した方が有利になってきたらしく、もう国内では先細りの業種になっていました。アジアが消費地として拡大してきたこともあるようです。
だから後継者もいないような小さな町工場で惰性みたいに生産している現状でしたが、なんと現在作っても作っても間に合わない活況の真っ只中。イギリスなどヨーロッパ向けだそうです。
想像通り、日本食ブームです。
容器には NATURAL BREW,SOY SAUCE,SHODA,キッコーショーのマークなんかが記されてます。
魚の目玉もしっかりあるし、背びれや尾びれにはちゃんと鰓条まで成形してあります。この辺の細かさがアジア各国の工場ではまだ無理みたいです。四角い容器の生産はアジアに移行しても複雑な形はまだまだ日本製。
それに日本では自動化率がハンパじゃないしね。材料投入すると製品が出てくるって寸法です。
いつまでも日本食ブームが続いて、さらに複雑な形の魚の容器がアジアでも作れる四角いのに取って代わられることなく、なおかつ、じいちゃんばあちゃんばかりの従業員がいつまで元気でいてくれることを願ってます。
私としてはなんの関わりもない会社が作った機械なのにその会社が消えちゃってメンテナンスだけ引き受けちゃったので、早くその仕事がなくなってくれればいいと思ってるんですけどね。 |
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