興福寺北円堂 |
阿修羅様に会ってきました。昨年参拝したばかりじゃないか。
阿修羅ばかりかどの仏像もどれもこれも2度目なのにさらに新鮮でした。
今回は北円堂特別長期開扉のチャンスで念願の無著立像、世親立像にも会えました。大感激。そのために奈良まで行ったようなもんです。
受付で聞いたら今回の開扉はJRの働きかけだそうです。新幹線とホテルセットで行ったのでまんまと乗せられてしまったわけです。
でもおかげで楽しい奈良になりました。全体的に予備知識を仕入れていったのでうっかり素通りってことはなく充分堪能しました。
信心ってものが欠落してるので正直のところ参拝と言うより彫刻を観ると言った方が当たってますがそれでも少しだけ手を合わせるくらいはしてきました。奈良の奈良である深さというかそんな雰囲気のせいで商売繁盛とかをお願いするって気持ちにはなりません。
じゃ手を合わせて何を思ったかというと家族や友人の顔を次々に思い浮かべるってことをしてきました。思い浮かべたみんながシアワセでいられるように、と念じてかみさんとか娘とか孫達という順に思い浮かべていくと、孫のひとりくらいを抜かしてしまったり、婿さんを省略しちゃったり、家族より遊び仲間の友人が先になっちゃったり、なかなか難しいです。てか、やっぱりいいかげんさが出ちゃうんだね。「家族」に不向きな性格です。
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薬師寺金堂 |
翌日は大阪のじゃんじゃん横町で串揚げ食べて帰るつもりでいたのですがやっぱりもう一日奈良に行こうと気が変わって薬師寺と唐招提寺に行って来ました。
薬師寺はまだまだ工事の最中で工事現場をうろうろする感じです。これが鮮やかな朱の大寺院になるのはかなり先だろうからそれまで生きてはいられないね。
唐招提寺は薬師寺とは対照的にしっとりと佇んでいました。本尊盧舎那仏もありがたいお姿ですがなんと言ってもホントに千本の手がある千手観音様がすごいです。いやはや、手だらけ。実際は現在は953本だそうで元々の千本から抜けちゃったらしいです。髪の毛を連想して思わず頭をなでちゃったですね。
ここの四天王はなぜか邪鬼を踏みつけていないので、ん?と思ったら隣にいたおじさんが頭上を指差してあそこにいるよと教えてくれました。四隅で屋根を支えていました。やっぱり屋根の重さで顔がひしゃげていました。やっぱりかわいそ。
今回、大阪上本町という知らない駅のホテルにしたのですが、それは神戸にも、奈良にも、長居にもとっても便利なためです。
神戸は何しに? 婿さんの実家に寄ってきました。あちらの両親が婿さんの性格同様何か変わったことがあると必要以上に張り切っちゃう家系で、とんでもないホテルの日本料理の店に連れて行かれて食事と言えばファミレスや牛丼、ラーメンの私はおどおどして落ち着けませんでした。
長居は何しに? いえ、それはまったく記憶にないです。
寺院もホテルも外国人だらけでした。修学旅行を除くと8割方アジアからの観光客です。東南アジアっぽいみなさんが増えてます。
日本人は中学高校の修学旅行で連れ回されて、奈良のお寺は行った気になっていてもう行かないってことになっちゃうんですね。なんてもったいない。中学高校生では古都の魅力は理解できないのだから修学旅行はUSJで遊ぶとか道頓堀でグリコの看板と写真撮るとかにしておいて大人になってから奈良や京都に行けばいいんですよ。
AVは18歳、お酒とたばこは20歳、古都は40歳になるまで禁止。ガキが寺院をうろうろしてたら補導だ! |
唐招提寺金堂 |
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