一切経山から見下ろす五色沼の神秘的な光景を話すときついつい熱が入っちゃってこの世の景観とは思えないような話になっちゃいます。(^_^; かれこれ50年も前のことですが雲の中を登って一切経山の頂上に立った瞬間さっと陽が差して眼下にコバルト色に輝く五色沼が姿を現した経験が今もはっきり記憶に焼き付いて離れません。 で、そんな話を本気に受けて、いや、本気に受けていいんだけど、今度連れてってという展開に当然なって遠くて運転がたいへんなんですが行ってきました。 ところが崖崩れで吾妻スカイラインが通行止めというので途中から引き返して逆方向から浄土平へ。そこでかなりの時間をロス。 やっと浄土平まで行ったらあろうことか一切経山が噴火の危険で浄土平からは入山できないことがわかりました。時間ロスどころか、行けないよぉ。下調べもなしに出かけたのが大失敗。 火山の事故が続いたので管理者が敏感になってるというか小心になっちゃってるようです。立ち入り禁止範囲が火口からの半径であと20mほど小さければ登山道が引っ掛からないんだけれど決まっちゃったことだからどうにもなりません。 これで解除に至るには時間がかかるんですよね。解除して万々々々が一事故でもあったら責任問題だからそのままそっとされちゃうわけです。今後は逆方向から4時間かけて登るしかありません。たぶんもう登らないですね。残念。 そんなわけで五色沼を眺めながらしたり顔で自慢(べつに五色沼がきれいなのは私の手柄じゃないんだけれど)するはずが、すまんこってと謝るハメになりました。 それでも鎌沼や酸ヶ平湿原を歩いてきていい一日になりました。 (五色沼は裏磐梯の観光地の五色沼じゃなくて一切経山からじゃないと見られない五色沼です。魔女の瞳とか手垢の付いたような言い方もされますが実際見るとなるほど魔女の瞳って気になります。 ) なお、吾妻スカイラインの通行止めは7月中には解除になる予定です。一切経山はしばらくは逆からでないと登れません。
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