2019年2月             


2/6 ぷっつん

(雑記)

        吹雪の石狩
先週まで石狩に仕事に行ってたんですが、寒くてさ、まいった。
石狩って南北に長くて中心部は札幌に隣接してるけれど北は暑寒別岳近くまで広がってるんですよ。隣は増毛。屈指の大都会札幌も最果て感満点の増毛も隣ってすごいよな。
宿泊した旅館は石狩川の河口に近く、この石狩川ってのが斜めに海にそそいでいるので右が石狩川、左が石狩湾の砂嘴みたいな地形で遮るものが何もないのさ。だから狂ったように風が走り抜けていくわけさ。

旅館に帰って車から降りたら、かちんかちんに凍ってるところに突風がきて足をすくわれて後頭部を打ってしまいました。そしたらぷっつんしちゃって前後1時間ほどの記憶が消えました。こんなことがあるんだね。

あ、頭打っちゃったな、って思ったことと誰かに抱えられたことだけうっすら記憶にあるばかりであとはまるっきり空白。その間、とんちんかんな受け答えをしていたらしく、周りは病院に連れて行こうかとパニックになっていたそうです。
ふっと気づいたときには部屋でみんなで車座になってお茶を飲んでいました。「あ、戻ったみたいだ」とか言われてもなんだかわけがわかんないよ。(^_^; 実に変な気持ちです。
ここはどこ、おれはだれ、ってホントにあるんだね。
我に返っても前後1時間ほどの記憶が戻りません。
それ以来ちょっとどこかヘンていうか少しバカになっちゃったみたいです。

いまだに打ったところが痛みますが、その箇所というのが頭のてっぺんなのがすごいというか、いったいどんな転び方をすればてっぺんを打つのか。話ではドロップキックみたいに頭から落ちたというのですが、どんな状況か理解できません。。

とにかく石狩湾から遮るもの無しなので風がすごいんだ。ホワイトアウトも怖いし、気温はめっちゃ寒いし。命からがら帰ってきたってとこですね。北海道の仕事はホント命がけだよ。
それでも毎日子供たちは吹雪の中を学校へ通ってるのが、すごい!北海道民のバイタリティってこうして磨かれながら育つせいだね、きっと。