2020年6月                

6/7 誰もいない尾瀬ヶ原

(登山)

今さら感百点満点ですが、なんと、尾瀬ヶ原に行ってしまいました。
ふつう山歩きの人ってシーズン最盛期に尾瀬とか富士山とか行かないよね。
じつを言うと何度行ったかわからない尾瀬ですがミズバショウの季節に行ったことがありませんでした。山に行ってまで行列したかねぇよ。

ところが、今年はチャンス! 自粛自粛で誰も行かないからね。
ホントに「尾瀬自粛」なんて看板ありましたよ。なのに乗合タクシー発着所には客待ちの車と客待ちの運転手が手持ちぶさたそうに客待ちしてました。尾瀬自粛って看板出してるのにそんなの関係ねぇと言いながらやって来る人を待ってるちぐはぐさ。

いませんでしたねぇ、登山者。いませんでしたが、それでもいるんですね、なにがあろうと山に行く人。あ、オレだ。
ミズバショウの季節、それも日曜日というのに広大な尾瀬ヶ原に人の姿は遠くに豆粒みたいに見えるだけ。昔々はこんなだったのかな。
ミズバショウは満開を1週間ほど逸しちゃったようでしたがそれでもまずまずの咲き具合、リュウキンカが見頃、ヒメシャクナゲがちょうど花開いたところでした。
柵の中でしたがシラネアオイが満開でした。尾瀬周辺では鹿の食害と盗掘でほぼ全滅なんだって。

一方山の景観を言うと至仏山と燧ヶ岳がどーん、堂々たる姿はやっぱり青空が似合います。
景鶴山は見上げる度に残念な気持ちがよみがえります。昔、登山口まで行って来年にとっておこうと引き返したら翌年から登山禁止、登山道閉鎖となってそれっきり。山は逃げないとか言うけれど逃げるからね。登れるチャンスには登らないと。

静かで花に包まれた尾瀬ヶ原でしたが、なんでその花の写真がないんだと言うと、カメラなくしちゃったんですよ。どこでなくしたか全く記憶もないのですが、一応乗合タクシーの会社に電話して探して貰ってます。カメラは安物ですが中の写真は大切です。
仕方ないからスマホの写真。