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吾妻山 あづまやま 481.1m

桐生市民のふるさとの山

桐生市街から見上げるように高々と頭をもたげている吾妻山。桐生市の象徴です。ハイキング、健康ウォーキング、トレーニングとたくさんの人たちが思い思いに登っています。
山麓にはいくつか公園や遊園地などもあって市民の憩いの場でもあり、まさしく桐生市民にとってはふるさとの山です。
前夜降った雪を踏んで川内町の東禅寺から吾妻山、さらに北に向かう主尾根をしばらくたどり、桐生自然観察の森まで馬蹄形周回コースを歩いてきました。


           ハイカーが憩う吾妻山山頂

          山頂から見る桐生市街

          赤城山
【日程】 2010年2月14日
【山域】 安蘇山塊
【天候】 快晴のち薄曇り
【地図】 1/25000大間々

【アクセス】 桐生川内町はいくつかの谷がそれぞれ市街地となっていますが、その最も東の山際の道をたどって東禅寺入り口を右折。
【駐車地】 登山口近くには駐車地は見当たりませんでした。
東禅寺さんに声を掛けて東禅寺手前の墓地の駐車場を使わせていただきました。
(登山者に解放しているわけではありません。)
【コース】 東禅寺 − 吾妻権現 - 吾妻山 - 村松峠 - 鳳仙寺沢の頭−萱野山巻き道 - (戻る)−自然観察の森分岐
−自然観察の森
実行程約3.5時間 一般向き
トイレ:山中にはありません。自然観察の森ネイチャーセンター脇。
【メモ】
雪の尾根道を急登:
落ち着いた雰囲気の東禅寺
 

東禅寺は梅の巨木などの植え込みがきれいな趣のある寺院です。
最初、寺の右手の沢を登ろうとしましたがどうも道ではなさそうで初っ端からうろうろしてしまいました。ご住職が窓から「そっちじゃないよ」と声を掛けてくれたので、駐車のお願いかたがた入山点を詳しく教えていただきました。
コースは寺の裏手から始まります。境内を通らせていただき左手に回り込むと墓地の上に出て吾妻権現という小さな神社があります。小さいながら精細な彫刻のある社です。
神社の左手に明瞭な道があってこれが吾妻山への登山道です。(墓地から行く場合は墓地の奥から道が通じています。)
前夜の雪が木々を白く覆って銀世界です。いきなりの雪道の急登です。
時々樹木の切れたところから振り返ると桐生の市街地が見下ろせます。
一気に高度を上げる急登で少し雪道は滑りやすいですが凍っているわけではなくむしろ粘土質だと聞いていたので靴やパンツが汚れないだけ良かったかも知れません。 

雪の尾根道を急登:
東禅寺は梅の巨木などの植え込みがきれいな趣のある寺院です。
最初、寺の右手の沢を登ろうとしましたがどうも道ではなさそうで初っ端からうろうろしてしまいました。ご住職が窓から「そっちじゃないよ」と声を掛けてくれたので、駐車のお願いかたがた入山点を詳しく教えていただきました。
コースは寺の裏手から始まります。境内を通らせていただき左手に回り込むと墓地の上に出て吾妻権現という小さな神社があります。小さいながら精細な彫刻のある社です。
神社の左手に明瞭な道があってこれが吾妻山への登山道です。(墓地から行く場合は墓地の奥から道が通じています。)
前夜の雪が木々を白く覆って銀世界です。いきなりの雪道の急登です。
時々樹木の切れたところから振り返ると桐生の市街地が見下ろせます。
一気に高度を上げる急登で少し雪道は滑りやすいですが凍っているわけではないのでむしろ粘土質だと聞いていたので靴やパンツが汚れないだけ良かったかも知れません。
 
賑わう吾妻山山頂:
急登も1時間とは続かずひょっこり山頂に飛び出します。
ずっと樹林の中の登りだったので突然広がった展望は爽快です。眼下に桐生の市街地、その先に足利の山々、右手には阿左美沼や東毛(群馬東部)の平野、向かいに茶臼山など渡良瀬川に沿った低山群などまさに桐生の展望
東禅寺の尾根を登る
 
台の感があります。振り返ると赤城山が白く輝いていました。
あいにく空は靄って富士山まで届くという展望は得られませんでしたが、それでもこれだけの眺めが市街地隣接の山で得られるのは貴重です。
頂上はやや長手でいくつもベンチがあって休憩に好都合です。ハイカーだけでなくトレーニングで登ってきた皆さんも多く半数以上はウェストポーチ程度の荷物で駈け上ってきたようです。私たちはいわば裏道から登ったのですが(かつては裏とは言えなかったらしいですが現在は吾妻山公園からの道が表道と言っていいようです。)市民のみなさんは吾妻山公園から気軽に駆け上がってくるようです。
山頂はいかにも公園の延長らしく大きな時計や温度計などが置かれていたのには笑ってしまいました。とはいえ、公園散策のつもりではとても登り着けない急登で、それなりにトレーニングの心づもりで登っているようです。 

雪を踏んでミニ縦走:
山頂はほとんど雪も消えていましたが北に延びる縦走路はすっかり雪道でした。おまけに一気に高度を落としています。
しかししっかりとした階段のおかげで滑ることもなく、アップダウンのある単調な尾根を快調にたどることができました。
袈裟丸山
 

最初の高みが雌吾妻。東電の電波反射板があります。ここからの下り道は春にカタクリで埋まるそうですが、今は雪の下です。
ところどころわずかに展望が広がる場所が何カ所かあり、赤城山、榛名山、袈裟丸山などを見通すことができます。
その先もいくつかピークを越えますが山名板などはなく特に名前が付いてはいないようです。途中、村松峠、鳳仙沢の頭には案内標識がありました。現在位置を知るよい手掛かりになります。
鳳仙沢の頭の先で作業林道に出くわします。さらにその先の萱野山巻き道で自然観察の森の分岐を左に分けています。
私たちは萱野山までの往復を考えていましたのでさらに巻き道を進みましたがどうやらや巻き道のままで萱野山の山頂へは通じていないようでした。
雪もだんだん深くなり足跡もわずかになってきたのでここまでとして先ほどの分岐から自然観察の森へ向かいました。 

自然観察の森:
分岐から一旦大下りしますが、その先は平坦尾根が続きます。
自然観察の森の尾根から吾妻山を振り返る
 
このコースは吾妻山から変形馬蹄形の周回コースとなるので樹木の切れた点から吾妻山を振り返ることができます。おお、けっこう歩いたねとやや遠くなった吾妻山を見上げました。
尾根から離れて自然観察の森へ下る地点で道が分岐します。いずれも自然観察の森で合流しますが私たちは左側のバッタが原方向の道を下りました。
野鳥観察小屋、バッタが原などを経由してネイチャーセンターまでは良く踏まれた道でたいした時間もかかりません。
センター前にはテーブルやベンチがあって、ここで遅めの昼食にしました。
車をデポした駐車場は自然観察の森のすぐ下です。
 
【便利帳】