| 【アクセス】 |
那須ICより那須湯本経由で那須甲子道路へ。あるいは白河ICより国道２８９号経由で白河高原カントリークラブ先を左折して那須甲子道路へ。県境より福島側にわずかに下ったところに白河高原スキー場跡。 |
| 【駐車地】 |
入山点駐車場。スキー場跡に広大な駐車場跡。 |
下山点駐車場。下山点から堀川を渡って右側。 |
| 【コース】 |
白河高原スキー場跡駐車地 - スキー場
- 堀川コース分岐 -赤面山
- 堀川コース分岐 - シロヤシオ林
- 林道跡 - 堀川登山口 - 駐車地
約４時間 一般向き |
| 【メモ】 |
頂上直下の岩石帯を登る
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スキー場跡を登る：
白河高原スキー場跡はとくに立ち入りが禁止されている様子もなく先行の車が駐車していましたので私たちもロッジ跡付近に勝手に駐車しました。ロッジは廃墟となっています。
まずは広大な駐車場跡地の左手奥からスキー場作業道だったらしい荒れた道をたどって登ります。ベニバナニシキウツギがたくさん咲いています。
ただ、あたりは荒れ果てて表土も流されていますので、廃止されて10年以上経っても森林の回復の兆しさえありません。外来植物が何種類もはびこっていて、今更ながらスキー場の森林破壊が見てとれます。
第１リフトが尽きたところで右に折れ第２リフトをくぐりさらに荒れた斜面をひたすら登ります。ここからはリフトとは離れてスキー場の縁を登ります。地形図とは異なるルートのようです。
やがてリフト最上端まで登るとやっとブナの森に入ります。巨木ではありませんが成木が密生する元気な森です。かつてスキー場開発で伐採した森はこんなだったかと残念な気分です。
ギンリョウソウがたくさん咲いていました。
すぐに堀川登山口からの道を合わせ、しばらくブナの森を歩いた後サラサドウダンのトンネルを歩くようになります。花時期は終わってしまったようです。さらに笹原、岩石帯を登ると稜線に飛び出します。ちょうど上空の雲もとれて太陽も顔を出して周囲の展望も得られるようになりました。
稜線で左に折れるとすぐに頂上です。
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頂上付近は高山の景観：
風当たりが強いせいか赤面山頂上一帯は高山的景観です。
オノエラン、イワカガミ、ミヤマヤナギ（ミネヤナギ）など数は少ないながら高山の花が開いていました。
那須野が原は雲海の下ですが、那須連峰主稜線の山々は雲の上に迫力のある姿を出していました。南西方向に茶臼岳、朝日岳、西に間近に三本槍岳（清水平の周囲の尾根に隠れて頭だけが見えます。）、北西方向にともに鋭峰の須立山と旭岳、どれもみな稜線の一部と言うより高々と頭を持ち上げて独立峰の迫力です。主脈の縦走はたぶん登ったり下ったりたいへんそうです。
残念なのは快晴というわけではないので展望もそこまでで、福島の山々の遠望は得られませんでした。。
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三本槍岳（右奥） |
須立山、旭岳 |
堀川登山口へ向けて下山：
分岐まで戻りそこからスキー場への道を見送って堀川登山口コースへ向けて下山しました。
分岐からはブナの林を下りましたが、すぐに折悪しく大粒の雨が落ちてきて慌てて雨具を着込む羽目になりました。滑りやすい粘土質で雨が降るとけっこう難儀な道です。（途中、２カ所でスキー場に逃れることもできますが私たちは予定通り堀川まで下ることにしました。）
しかし、雨のブナ林もまたいいもので、緑もいっそう輝きます。
ブナ林
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やがてブナ林の中にシロヤシオの大木が目立つようになります。巨木と言っていいような太い幹のシロヤシオです。何カ所かシロヤシオの純林に近いようなところもあって、開花期にはどんなにか素晴らしいでしょう。人気の理由もわかります。
さらに標高の下がった場所にナツツバキの林があるというガイドブックの記事でその開花を期待していたのですが残念ながら花は見当たりませんでした。平地で今がちょうど花の盛りですから時期が早すぎたのかも知れません。それにナツツバキの林というほどの個体数もないようでした。今回の山行の主目的でしたので少しがっかりでした。とはいえ、この深い樹林の風情は素晴らしく、梅雨時に歩くには絶好のコースと言っていいかもしれません。
多少急坂もありますがおおむねなだらかな下山路が続いて最後にひょっこり林道跡に下り着きます。右に堀川沿いの道をたどると那須甲子道路に飛び出します。左へ舗装道路をわずかにたどって堀川を赤面橋で渡ると駐車地です。 |
赤面山の花（画像クリックで拡大）
ベニバナニシキウツギ |
ハクサンシャクナゲ |
ミヤマヤナギ |
オノエラン |
エゾアジサイ |
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| 【便利帳】 |
コンビニ：那須温泉手前
トイレ：登山口にはありません。高速道、コンビニ、那須温泉などで済ましておくことをおすすめ。 |
| 【収穫】(^_^; |
４３片 ２４０ｇ |
赤面山 あかづらやま 1701.1m
