【メモ】 |
怪しい空模様に意気上がらず:
靄に浮かぶ妙義山、西上州の山々
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二度上峠への道ははまゆう山荘を過ぎて山間に入るとかえって道幅も広くなり快適に走れます。不必要なくらいに立派な道です。
しかし、道は快適ですが空模様はすっかり曇天になって大展望の期待も萎んでしまい、まあ、降られなければいいかなとかなり情けない気分になっていました。
登山口は峠に達する手前、左に大きく曲がるヘアピンカーブの右側にあります。入口を示す案内板が目印ですが、その先200mほどの左側に駐車場があるのでうっかり行き過ぎてもすぐに気づくはずです。。
眼前に岩渕山が迫ってくるのでそれを目安にすれば間違えることもないと思います。
私たちは駐車場が満杯でしたので仕方なく登山口前の広い路肩に停めました。
なだらかな登り:
最初、道は沢沿いをたどりますが尾根を越えるとトラバース気味の道となり平坦尾根に出ます。右に折れて(直進すると北軽井沢方向)しばらくだらだらとその尾根を進みます。
平坦尾根が終わりだんだん傾斜がきつくなると展望が開け、さらに登るほどに意外な遠望が広がり、そればかりか平地を覆う靄がまるで南画の世界を繰り広げて、それは素晴らしい眺めに。やはり山は登ってみないことにはわかりません。
まず隣の鼻曲山、角落山などが見え始め、さらに妙義、西上州の山々、秩父の連山、さらにその先には富士山も顔をのぞかせ、曇り空なのに遠望はきくという珍しい景観にちょっと楽しい登りとなりました。
なんという大展望:
急な登りの後に尾根に出て右にわらび平キャンプ場への道を分け左に方向を変えます。しばらく緩く登ってから最後の急登で待望の頂上です。
頂上からの展望は滅多なことではこんな景観には会えないほどの広がりで、あれが鹿島槍、あれが劔岳、あれが立山、あれが槍ヶ岳、あれが木曽駒、あれが八ヶ岳、あれが北岳、あれが富士山と日本の名だたる山々が一望でした。また群馬周辺の山の展望も素晴らしく、妙義、榛名、赤城の上毛三山はじめ西上州の山々、皇海山など足尾の山々、男体山や日光白根山など日光の山々、尾瀬、上州武尊山、谷川岳、巻機山、白砂山、草津の山々などぐるり大展望でした。
もちろん眼前にはどでーんと浅間山の圧倒的な姿とそれに従うような水ノ塔山と篭ノ登山も間近でした。。
日光白根山 女峰山 男体山 皇海山 |
谷川岳 奥に巻機山 |
紅葉は始まったばかり:
紅葉は最盛期にはちょっと早いようでしたが、それでも十分楽しめました。見下ろす谷筋は色とりどりに染まっていました。
始まったばかりの紅葉
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