愛宕山 あたごやま 293m
茨城の大展望台
愛宕山は筑波、笠間の山塊の東の端にあります。そのため水戸から鹿嶋にかけて、あるいは霞ヶ浦周辺の茨城の平野部が一望です。
簡単に頂上付近まで車で登れてしまうため山歩きの魅力はあまりないように思われがちですが意外に落葉樹林が豊かで楽しませてくれます。それになんと言ってもその展望の広さは特筆ものです。
初詣をかねて歩いてきました。
愛宕山頂上・愛宕神社 鹿島灘を望む
【日程】 2013年1月4日
2020年1月13日(こちら)【山域】 常陸の山 【天候】 快晴
【アクセス】 北関東道友部IC出口を右折して国道355(宍戸バイパス)へ。
下郷で岩間バイパスへは行かず右折して国道355旧道へ入り岩間の市街地を抜けて右頭上に愛宕山が迫ってきたらコンビニ前を案内にしたがって右折。
1kmほどで右に折れてそのまま山頂直下まで。【駐車地】 山頂直下にあたご天狗の森駐車場。100台くらい。
乗越峠駐車場
さらにそのまま車道を進んであたご天狗の森の先の乗越峠にも駐車場。十数台。【コース】
あたご天狗の森駐車場 - 愛宕神社(往復)
= 乗越峠 - 見晴らしの丘 - 南山展望台(往復)
全行程 2時間
【メモ】
(2013-1-4)
愛宕神社:
女人禁制
岩間から程なく愛宕山への登りの道路に入り一気に大展望のあたご天狗の森駐車場へ。すでに車で登っているうちから鹿島灘方面と霞ヶ浦方面の展望が広がって雄大です。
大きな駐車場で100台は軽く駐車できそうです。
東側のこんもりとした高みが愛宕山です。石段を登ると頂上が愛宕神社境内となっています。石段の途中にかつての女人禁制の石塔がありました。
神社裏まで車で登ることもできます。初詣の参拝客で賑わっていました。神社からの展望も素晴らしいの一語、水戸や日立方面が一望です。
裏手に回ると一段高くなったところに飯縄神社があります。誰も登ってくる人もなく静まりかえっています。仲良く並んでいる愛宕神社と飯縄神社の関係はどんなものなのでしょう。
愛宕神社に戻りお札を授かって来ました。
意外に静かな尾根道:
見晴らしの丘
駐車場に戻り乗越峠まで車で移動してここからいよいよ山道です。駐車場のすぐ先から歩道が登っていきます。
一登りすると左手に芝草の広場が見えます。案内板には見晴らしの丘と記されていて南側の展望が得られます。道をそのまま進むとどうやらあらぬ方(鐘転山?)へ導かれてしまうようですからまた元の道に戻ります。
ヤマザクラやシデ、クヌギなどの気持ちのよい落葉樹帯をなだらかにたどります。とても歩きやすい道です。
たくさんの人が愛宕神社までは車で上がってくるのにここまで歩いてくる人は少ないのかもしれません。意外に静かな尾根道です。
途中、ススキガ原という案内板がありますがただの通過点という感じでススキもなければ原でもなく、名付けた昔とは様子が変わってしまったのかもしれません。
南山展望台
南山展望台:
最後の一登りで南山展望台に登り着きます。
木製のやぐらの展望台があり登ると日立の高鈴山などが眺められます。ただ、周囲の樹木が育っていてガイドブックにあるほどの展望は期待出来ません。
下山はそのまま往路を戻りましたが、途中所々で巻き道があり最後は車道も通れるのであっという間に乗越峠に戻れます。
気持ちのよい樹林の尾根
南山展望台から高鈴山
(2020-1-13)
展望台より愛宕神社を見下ろす
展望が気に入って連続の初詣:
1月3日に初詣をかねて少し歩こうと出かけましたが、出発時に車のトラブルで出遅れてしまい結局愛宕神社をお参りしただけで帰ってきてしましました。神社境内からの展望は楽しめましたが、やっぱり歩かないと。
というわけで行ったばかりですがまた愛宕神社へ。
神社にお参りしてから乗越峠駐車場に車を停めて遊歩道のような歩きやすい道をのんびり歩いて南山展望台へ。展望台からは愛宕神社の森と水戸方面の平野を見下ろすことが出来ます。
歩きやすい道ですから家族連れのハイカーが次々やってきます。
一方、この連山は愛宕山から難台山、吾国山と連なっていて、歩き堪えを求めるハイカーには駅から駅つまり常磐線岩間駅からスタートして全山縦走をして終点が水戸線福原駅という猛者向きのコース取りも可能です。現に屈強そうな登山者(ソロが3人程)があっという間に私たちを追い越していきました。【収穫】(^_^; 2013-1-4 22片 50g
2020-1-13 13片 90g