【メモ】 |
大賑わいのキャンプ場:
登山口からいきなり深い森
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道の駅かつらはキャンプ場を併設していて大賑わいです。ざっと見渡して30張りくらいは並んでいます。さらにキャンプ場では足らないのか駐車場や川原にまではみ出していました。最近流行のソロキャンプもけっこう多いみたいです。私たちのようにがつがつ歩いたりせず仲間や家族、あるいはソロでゆったり過ごすのもまた楽しそうです。
国道に出て那珂川大橋手前で左の県道へ進んですぐに登山口があります。
杉の大木、樫の大木、アオキなどが茂った暗い森の中を登ります。
傾斜が緩くなって稜線に上がると東屋が現れますが特に展望もないのでここはそのまま通過。
しばらく平坦尾根を歩くと左に鐘撞き堂跡を示す案内があります。 |
見事な常緑樹の森:
見事な常緑樹の森
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鐘撞き堂跡には東屋があり大きく展望が広がっています。
展望を楽しんだらまた縦走路に戻りしばらくは常緑樹の森を坦々と歩きます。
この一帯は水戸藩のお留め山として伐採が禁じられていたそうで鬱蒼とした杉、松、山桜、樫、シデなどが見事に繁茂しています。
とりわけ驚いたのはふつうそんな大木にはならず森林の中層を形成しているはずのサカキが幹の径が30cm以上にもなって空中高く枝を伸ばしている姿を見せていたことです。他にもいろいろな針葉樹が混生しているのも見物です。 |
長い縦走尾根:
落葉樹の尾根 |
展望地は3、4箇所のみで休憩をするきっかけが少ない尾根ですからけっこう足がはかどります。とはいえ、ずっと森の中を歩き続けるため少々厭きてしまうような尾根道です。樹木図鑑など携帯していくと楽しいかもしれません。
やがて林相が一変し落葉樹林となります。それまでうす暗かった道は一気に明るい日だまりハイキングとなります。その変わり様にはびっくりです。林道と2度程交差してさらに尾根を進むと尾根は右に大きく折れて高度を下げやっと富士山です。
しっかりとした展望台が建っていて素晴らしい眺望が大きく広がっています。ゆったりと流れる那珂川の御前山橋がちょうど足下になります。
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那珂川と御前山橋 |
うんざりの県道歩き:
県道沿いの民家
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富士山から一気に下山すると一帯は御前山青少年旅行村です。シーズンオフのようで閑散としていましたが1組だけ賑やかにバーベキューを楽しんでいました。若さは寒さなんか吹き飛ばしちゃうようです。
スタート点となった道の駅かつらのキャンプ地が大賑わいだったのにくらべるとちょっと寂しい青少年旅行村でした。無料で予約もいらずふらっときてテントを張れる道の駅かつらと予約して管理の行き届いた施設を利用する青少年旅行村の違いがその理由かな。
たぶん夏休みなどには団体の利用で賑わうのでしょう。それぞれにいいところ、不便なところがあってそれでいいですね。
さらに舗装道を下ると県道に出てあとはうんざりする舗装道歩きが待っています。
県道からは縦走してきた長い尾根が一望です。
沿道の民家は南に那珂川を見おろし北に御前山を背負って暖かそうでなんとものどかな風情です。
しかしこのあたりは先の台風でかなりの被害があったようで畑は流れ込んだ土砂が表土をすっかり覆っていました。那珂川の堤防が見えましたが決壊跡の工事の最中でした。 |
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