【メモ】 |
駐車場から巻き道:
シャガの巻き道
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駐車場脇から巻き道が始まります。ほぼ水平道でそこそこよく踏まれた道で快適です。以前イノシシに荒らされてかなり荒廃した時期もありましたが今はイノシシの害も限定的です。
ちょうどシャガの開花時期で薄暗いヒノキ植林地もこのときばかりは明るい雰囲気です。
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突如ツツジ園芸種に出くわす
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行道公園:
登山道が下りにかかり尾根から外れるところでそのまま尾根通しに行く道跡がありました。当然ながらそっちへ。
すぐに道を失いましたがなんだか周囲とは明らかに違う感じです。こんなところに藪に半分押されてツツジのオオムラサキが咲いているではありませんか。これは園芸種(花木)です。なんで?
少しウロウロしてみたら東屋まであり明らかにかつてはなにか目的のある場所だったことがうかがえます。
(行道山の石段に合流した場所に「行道公園」を示す古い案内板がありました。ここがかつて公園だったということのようです。) |
謎の墓地:
さらに進むといきなり下草がまばらになってなにやら墓石が並んでいます。その形から相当古い時代の物と想像できます。
こんな藪の先に墓地があるなんてといぶかしく思いながら銘を読み探るとなんと天明年間の文字が刻まれていました。越後魚沼郡堀内の文字も。現在の魚沼市堀之内だと思われますが、どういう経緯で天明年間に越後魚沼とこの足利の最奥の忘れ去られた墓標との縁があったのでしょうか。墓標には「了庵自休上座」と掘られていますがたぶん了庵はお坊様の名前、上座はお寺の役職名だそうです。自休が名前の一部かなど何を示すのかわかりませんが仏教語らしいです。天明の昔に越後からはるばるこの地にやってきた来たお坊様が亡くなって遺族の方がこれを建立したのかなどと物語を思ってみました。
そしてさらに不思議なのはここが藪を分けてたどり着くような場所なのに下草もきれいでこの部分だけ藪もないことです。今もどなたかが維持しているのでしょうか。 |
謎の墓地 |
墓標 |
浄因寺から尾根を戻る:
浄因寺山門
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登山道に戻り一気に下ると浄因寺の石段の中程に出ます。あとは浄因寺を経て尾根まで登って石尊見晴らし、剣が峰といつもの道を戻りました。 |
コナラとミズナラ:
左コナラ、右ミズナラ 行道山ではほとんどミズナラ
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浄因寺から石尊見晴らしへの登路でふと気づいたのですが、これまでこのあたりの落葉樹林はコナラがもっとも優勢だと思い込んでいましたがそれにしては葉が大きいかな。
ナラの分布は低山はコナラにクヌギ、亜高山はミズナラ、なのでミズナラは足尾や赤城に行って初めて会えるものと思っていました。
最近知ったのですがその区別のもっともはっきりした特徴は葉柄の長さ、コナラでは数ミリほどですがミズナラでは葉柄はほぼなくていきなり葉っぱ。そのことを踏まえてあたりのナラをみたらなんとほとんどがミズナラではありませんか。へぇ〜、知らなかったな。足利近辺の300m標高あたりではミズナラ、認識を改めた次第です。 |
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