【メモ】 |
静かな浄因寺:
ヤブツバキ
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月谷の里の人家が尽きると杉木立の中の雪道となって少々運転にも緊張します。
駐車場にはすでに数台の車が停まっていました。ちらちらと雪が舞っていましたが、すでに帰る人もいてきっとまだ本降りのうちにやって来たにちがいありません。みなさんでっかいカメラを携えているところを見るときっと雪景色の清心亭や山門を撮りに来たようです。
気温がそれほど低くないため淡雪という感じですが、かえってそれが石仏やヤブツバキとマッチして趣ある情景になっていました。
長い階段を上っていくとやがて山門をくぐって浄因寺境内へと導かれます。この階段の左右には数え切れないほどの石仏があり、全山でその数三万三千体とも言われています。とにかくいたるところ石仏だらけです。
浄因寺は雪の中で静まりかえっていました。
ロウバイやスイセン、ヤブツバキなど雪をかぶって咲く様はなかなかの風情です。
雪の清心亭:
浄因寺の右手の階段を登ると境内を一望する撮影ポイントです。清心亭と松を配した断崖の景観は定番の構図で行道山浄因寺の写真といえば必ずこの構図です。(^_^; すでに三脚を立ててシャッターチャンスを待つアマチュアカメラマンが陣取っていました。私も2,3枚パチリ。
寝釈迦から山頂へ:
寝釈迦
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足跡もこの撮影ポイントまででその先はまっさらな雪に足跡を付けて登る雪道となりました。
本堂の上を半周するように回り込んでから急な階段を登ると小尾根に出てその左手にはたくさんの石仏があります。その中央にかわいい寝釈迦。寝釈迦といえば袈裟丸山のそれが頭に浮かびますし、タイなどではどこの寝釈迦も巨大ですからそれらを想像するとここの寝釈迦はかわいすぎ。(^_^) 以前ハイカーが登って来るなりこの寝釈迦を見て「なにー、これぇーっ、かわいいーっ」と叫び声を上げていました。ほんの数十cmほどのお釈迦様です。
この寝釈迦からは山麓の月谷の里を俯瞰し、その先には大坊山、大小山の山群が対峙していて展望ポイントとなっています。
登山道に戻りゆるやかな尾根道をのぼると主尾根に達し、そこが仏法僧峠です。峠と行っても越える道はすでに藪の中で登山道の丁字路となっています。右へ行けば行道峠、左が山頂です。
さすがに尾根に出ると雪も深く、登山靴がちょうど埋もれる程度で真っ白な雪に足跡を付けて歩く気分は快適です。
頂上からは幻想的な景色が:
頂上付近の尾根
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頂上からは北西側と南東側に大きな展望が得られますが、まだ雪雲がとれきっていないため北西側の眺めは尾根続きの範囲に限られました。南東側は先ほど寝釈迦で見た景観がさらに大きく広がっていましたが、やはりまだ遠望とまではいきませんでした。
しかしときどき霧に包まれて真っ白な世界に包まれるとこんな里に近い低山でもとても静かで幻想的な気分に浸れます。
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