【メモ】 |
アクセスの関係からか静かな登路:
二度上峠からの道は高速道路から不便なためか、思ったより静かに歩けます。
峠の一段上がったところに駐車場がありますが、ひどい段差で4駆以外は入れません。この駐車場からの展望は素晴らしく、観光客もクルマを停めて歓声を上げていました。
峠から獅子岩、氷妻山を経て鼻曲山まではあまり展望もなく地味なコースです。でもスズダケとミヤコザサに覆われた林床は好ましい雰囲気で、途中の獅子岩あたりで尾根通しに登ればちょっぴり爽快な気分も味わえます。
咲き残りのミヤマトリカブトや赤い実のついた不気味なマムシグサなど秋には秋の楽しみもあります。
突然小天狗に飛び出す:
小天狗頂上
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国境平からの道を合わせるとほどなく小天狗。遠く北アルプスまでも広がる大展望です。
東に上州の平野とその左に折り重なって榛名、赤城、武尊、足尾、日光、北に草津、白砂の山々、そして西には浅間の左に蓼科、乗鞍、右に鹿島槍、五竜、唐松、白馬まで広がるそれは雄大な景観です。また見上げる浅間は両翼に裾を伸ばし、右奥に黒斑、篭の登、湯の丸を従えて大きく広がっています。
ただ、さすが人気の山、頂上は中高年ハイカーで大混雑、たまらずその先の大天狗に待避しました。
大天狗も大展望 とても雰囲気のいい山頂です:
どのガイドブックも小天狗の展望ばかりに触れて大天狗はさして魅力がないかのような書き方ですが、どうして、こちらも南に広がる大展望、霧積の谷を見下ろし、その先の剣が峰、角落山の奇異な峰、妙義の山々、さらに西上州、どれも手に取るようです。さらに軽井沢や上信越道や新幹線などが箱庭のように見下ろせます。
そしてむしろ雰囲気は小天狗よりよほど好ましく、私たちはさっそくビールで乾杯して大休止にしました。
下山はそのまま峠まで戻る:
帰りは氷妻山の登り返しが少々きついですが、総じて往復ともまあまあ簡単に登れた山でした。峠でまた最後の展望を楽しんで帰路につきました。 |