【メモ】 |
うっかり駐車場を間違える:
どうも記憶というは不確かなもので、前に来たことがあるからと注意も散漫なままスタートしたらなんと浅間隠山登山口の駐車場に駐車してしまって、そこから登山道が見つからずうろうろ。ここに至って初めてナビを見たら、あ、そうだ、二度上峠からだった。
また車に乗って、改めて二度上峠駐車場からスタートとなりました。
二度上峠は一歩も登らずして大展望台です。眼前にどーんと浅間山。ここだけで帰っても十分です。(^_^; 実際、何人もの峠道を越えるドライブの人たちはここで写真を撮って満足そうに下っていきました。 |
概ねミヤコザサとミズナラの上信らしい尾根道:
ほぼずっとミヤコザサの林床が続きます。峠からすぐの尾根では枯死したネザサが見られますが気候の変化のせいかミヤコザサにとって代わられつつあります。
途中の県道ではきれいな紅葉が見られましたが、この標高になるともう紅葉も最終盤で北斜面ではすっかり落葉しています。南斜面でモミジ類がかろうじて色づいているのですが、最盛期の色とはまた違って鮮やかさとはまた趣を異にする魅力があるものです。
紅葉終盤
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尾根道を歩いている限り全体穏やかな地形ですが唯一獅子岩付近だけは岩場を通過します。特に危険と言うほどのことはありませんが左斜面は切れ落ちていて万一滑落したらただで済みそうにありません。(樹林で隠れていて怖さはありませんがそのことがかえって危険かもしれません。)
獅子岩付近は小さなこぶの登降がありますが本格的な登りは氷妻山からです。記憶の中ではすたすたと軽く歩いた情景だけ残っていますがやっぱり年齢とともにどの山も昔よりきつくなっていて一気に登ってしまうというわけにはいきません。
通過点のような氷妻山から大下りすると今までの林相とは違うズミなどの多いやや湿り気のある平坦鞍部となります。この平坦部をすぎるといよいよ鼻曲山の登りです。 |
鼻曲山登路:
笹尾根をたどる
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ずっと笹尾根が続いていましたが鼻曲山の斜面にかかると下草が少なくなってきれいさっぱりした林床に変わります。
とっくに花の時期は過ぎていますがこのあたりはレンゲショウマの群落で知られています。他にもいろいろな植物の枯れた花柄や茎が見られます。枯れていますのではっきりとはわかりませんが鞍部に近いあたりではマルバダケブキ、やや上部のではソバナが目立ちます。他にトリカブトらしい枯れ茎も目立ちました。
20分ほど急斜面を頑張るといきなり展望が開けて鼻曲山頂上に飛び出します。最初の高みが小天狗、次の高みが大天狗です。
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展望峰鼻曲山:
妙義山方面
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最高峰は大天狗ですが展望は小天狗の方がいいようです。とはいえ大天狗も少し木々が邪魔するとはいえやはり展望峰で、とくに小天狗からは見ることのできない方角も見通せるのでやはりそれぞれで展望を満喫できます。
ただ、あまりに天気が良すぎて全体に靄がかかって遠望がきかないのが残念でした。澄んだ空気の日なら北アルプスまで見えるそうですが八ヶ岳までがせいぜいでした。その先にも山並みがうっすら見えましたがもやっとしてどれがどれやらわかりませんでした。
鼻曲山はこのあたりの主峰で最高峰ですが大天狗、小天狗ともに三角点はありません。先ほど通った氷妻山にありますが残念ながらそちらは展望がありません。
大天狗でゆっくり昼食をとってから往路をそのまま引き返しました。 |
浅間隠山
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【便利帳】 |
トイレ:道の駅くらぶち小栗の里 浅間隠山登山口駐車場 |
【収穫】(^_^; |
150g 16片 |
【寄り道】 |
高崎市下里見町の卵太郎:その名の通り卵屋さんですが、卵もさることながらシュークリーム、カステラ、プリンなどもおすすめです。卵をたっぷり使った濃厚な洋菓子です。 |