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  籠の登山 かごのとやま 2227m

秋の花を楽しみながら雲上を歩く
籠の登山は登山口の池ノ平まで車で上がれるため2200mを超える標高がありながら簡単に登れ大展望を満喫できる手頃な山です。
コースの整備も行き届いて迷いやすいところもなく家族向きに恰好のコースを提供してくれます。
週間天気予報ではずっと悪天候とのことでしたが前日になって予報が好転し期待しながら出かけました。小諸までは曇っていましたがこれは低層の雲だったようで標高が上がるにつれて晴れ上がり、その今しがた突き抜けて来た雲が雲海となって眼下に広がり素晴らしい景観となっていました。

関連ページ 篭ノ登山 三方ヶ峰 http://www.kimurass.co.jp/kagonotosanpou.htm
【日程】 2008年9月14日
【山域】 上信
【天候】 晴れ
【地図】 1/25000四阿山
【アクセス】 上信越道小諸ICからあさまサンラインを西進。道の駅雷電くるみの里を左に見たらその先の別府で右折して地蔵峠まで。峠で右折して池ノ平駐車場。
【駐車地】

        池ノ平駐車場
100台以上。有料。籠の登山や池ノ平の案内パンフレットがあります。
トイレ併設。
【コース】 池ノ平駐車場 - 東籠の登山 −西籠の登山(往復)
実行程約2時間

         東籠の登山

頂上一等三角点

              マツムシソウ

【メモ】 思わぬ好天にラッキー:
トンネルを抜けても曇ったままであまり期待できそうにもない長野入りでした。でも、車を走らせて地蔵峠への道を登って行くにつれて青空が見えだし、峠に出た頃にはすっかり晴れ上がってまぶしいピーカン。 佐久小諸地方は平地を這う雲から飛び出すとこんな天気のことがよくあります。もちろんそんな時は山上からは足下に雲海が広がっているというわけです。
池ノ平駐車場は有料になっていました。ハイカーばかりでなく観光の皆さんも散策に訪れますので駐車場整備やトイレの維持、コース整備などしっかりしておかねばならないのでしょう。有料化は当然でしょうか。
東籠の登山から湯ノ丸山 烏帽子岳

秋の花を楽しみながら明るい登路を一投足:
駐車場からしばらくはシャクナゲの目立つなだらかな尾根が続きます。
やや急な登りになると周囲の視界も開けてきて、岩の間にリンドウ、イワインチン、マツムシソウなど初秋の花がたくさん咲いていました。
やがて岩屑の折り重なった東籠の登山頂上。南の眼下に池ノ平、両隣には西に西籠の登山、東に水ノ塔山、そして西籠の登山の向こうに湯ノ丸山と烏帽子岳が横たわっています。北側には四阿山と嬬恋の広大な畑作地などが眺められます。
しかし、眺めもそこまでで雲海の先に見えるはずの北アルプスも八ヶ岳も雲がわき上がっていて待望の大展望は得られませんでした。一瞬だけ八ヶ岳方面の雲が流れて赤岳と蓼科山が顔を出したのですが結局それもまた雲に閉ざされそれっきりとなりました。

西籠の登山:
西籠の登山
隣の西籠の登山は東籠の登山とセットになっているようで、早い皆さんはもう西籠の登山から続々戻ってきます。私たちももちろん往復しようと腰を上げました。
ほぼ樹林の道ですが途中何カ所かガレている広場もあり秋の花を楽しめます。
登り着いた頂上は大岩が折り重なっていますが、北側にはシラベの樹林がありて眺めも池ノ平方面に限られます。
東籠の登山まで戻り、そこから定峰温泉までの縦走という選択もありましたが、前に歩いたときにあまり面白みもなかったので往路を戻りました。
【便利帳】 トイレ:地蔵峠、池ノ平駐車場
寄り道:あさまサンラインに道の駅雷電くるみの里、地蔵峠への道の途中にアトリエ・ド・フロマージュ 
【収穫】(^_^;