【メモ】 |
あっという間に東篭ノ登山へ:
水ノ塔山、黒斑山、浅間山
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池の平駐車場にはトイレもあり、また隣接してインフォメーションセンターもあります。知りたいこと,困ったことがあったらこちらへ。
駐車場の向かいに登山口があります。スタートはほぼ平坦な道です。小湿地やコメツガ樹林が続いてやや咲き終わりながらたくさんの花に出会える楽しい道です。
なだらかな樹林帯の登りが徐々にきつくなってくると程なく東篭ノ登山の頂上です。
頂上付近には花が多く、マツムシソウやコキンレイカ、イワインチンなど初秋の花がいっぱいです。
そしてなんと言ってもあっと息をのむ北アルプスの大展望。
穂高連峰も槍ヶ岳も剱岳も鹿島槍ヶ岳も五竜岳も唐松岳も白馬岳も一望です。遠く水晶岳や薬師岳さえ視界のうちです。やや左に視角を向ければ乗鞍岳、御岳、中央アルプス、そして南には八ヶ岳、南アルプス、さらにはすっくと立つ富士山、日本の中部山岳がすべて視界の内に展開しています。
また圧巻は赤ゾレの先に続く水ノ塔山を前景に黒斑山、浅間山の大きさです。どれも2000mを超える標高を誇ります。 |
穂高連峰、槍ヶ岳 |
立山(別山)、剱岳、鹿島槍ヶ岳 近景は烏帽子岳、湯の丸山 |
五龍岳、唐松岳 |
富士山 手前の連山は金峰山〜瑞牆山 |
さらに近景を指折るとすぐ北隣には四阿山と根子岳の姉妹峰、西隣には西篭ノ登山、湯の丸山、烏帽子岳、これらはこの東篭ノ登山を含め東信の大きな山塊を形成しています。
さらに遠く関東方面を望めば赤城、足尾、日光の山々も認められました。
去りがたい展望峰東篭ノ登山ですが、隣の西篭ノ登山へも行こうという予定なので西に延びる尾根道をたどっていったん鞍部まで下り、さらにひと登りで西篭ノ登山頂上へ。こちらは東篭ノ登山に比べやや樹林も茂っていて展望も木々の間からになりますし、とりわけ東と違った新たな展望を得られるというわけでもありません。登山道もここで行き止まりとなって引き返すことになりますので時間の余裕がなければ外してもいいかなという程度のコースです。 |
池の平:
鏡池 |
往路をそのままたどって駐車場まで戻り改めて池の平を目指して出発です。だらだらと広い遊歩道を下っていくと突然目の前が開けて池の平の一角に飛び出します。ベンチがあってよい休憩場所になっています。
湿原の真ん中を木道が通じています。
花の時期は終わっていましたがそれでも咲き残りの花が見られました。
木道で湿原の反対側へ行くとこちらにもベンチがあり、ここで昼食としました。
池の平まではさして登りもなく来ることができますので、登山者より旅行ツァー客の方が多いようです。たまたま人影のない湿原の写真を撮ることができましたが、実際は観光客がぞろぞろという感じです。ここで自然に触れてそれがきっかけで山好きになっていただければうれしいですね。
池の平から道は登りになって三方ヶ峰に向かいますが、その前に湿原の一角に鏡池があるのでちょっと寄り道。なるほど鏡のような水面に逆さ東篭ノ登山が写っていました。 |
稜線から見下ろす池の平 |
三方ヶ峰:
池の平から登りになりますがそれもわずかですぐにオトギの森を経て三方ヶ峰頂上です。
こちらも篭ノ登山同様すばらしい展望が展開していて気持ちのよい頂上です。小諸、東御、上田の街並みが眼下に広がって高度感があります。
西側斜面には柵が設置されています。三方コマクサ園と呼ばれているコマクサ自生地です。花の時期はとっくに過ぎていますが花期の長いコマクサはまだぽつりぽつりあちこちに咲いていました。
展望のよい尾根をたどると右下方に今しがた歩いた池の平の全体を見下ろすことができます。なかなか気分のよい眺めです。
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見晴岳
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尾根の先にまたコマクサの自生地があり、こちらも点々と開花株が見られました。こちらは見晴コマクサ園だそうです。
コマクサ自生地の先が見晴岳です。その名の通りこちらも好展望です。
見晴岳からわずか戻って下山にかかります。下り一方かと思うとなだらかながら登り返しもあってちょっと我慢が必要かもしれません。ピグミーの森とか雲上の丘とか名前のついたポイントもありますが特にどうということもない通過点です。
やがて駐車場が見えると緩いながらけっこうだらだらと長かった周回コースもおしまいです。 |
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