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上高地散策 かみこうち

ぶらり上高地を散策

2012-6-24(こちら)
いつもは穂高や槍ヶ岳に登る通過点の上高地ですが、松本にサッカー応援に出かけたついでに6月の上高地を散策してきました。
夏の大混雑の上高地しか知りませんでしたが、気候もよし、残雪の眺めもよし、6月こそベストシーズンだと感じました。

2019-5-25(こちら)
ニリンソウが咲いたと聞いて行ってみました。時間切れで大群落があると聞いている徳沢までは行けませんでしたが、小梨平にも小規模ながらニリンソウの群落がありほぼ満開でした。
これほどの好天にはそうそう会えるものではありません。終日雲を見ることなく過ぎました。おまけに靄もなくくっきり。穂高の圧倒的な景観が岩の一つ一つまで手に取るように見えました。

関連ページ
 表銀座 http://www.kimurass.co.jp/yariomoteginza.htm
 槍ヶ岳・天狗原 http://www.kimurass.co.jp/yarigataketengu.html
 西鎌尾根 http://www.kimurass.co.jp/yari.htm

2012-6-24
     大正池        田代池付近から穂高岳

2019-5-25

     大正池 後方は穂高岳

    岳沢湿原
【日程】 2012年6月24日(こちら)
2019年5月25日(こちら)
【山域】 北アルプス
【天候】 晴、快晴

【アクセス】 松本ICより新島々経由で沢渡(さわんど)駐車場へ。ここから先はマイカー禁止なのでバスかタクシーに乗り換えて上高地へ。
【駐車地】 沢渡付近に市営、民営の駐車場がいくつもあります。
【コース】
大正池(バス停) - 田代池 - 田代橋
- ウェストン碑 - 河童橋 - バスターミナル

全行程 2.5時間
初心者向き
【メモ】
2012-6-24
大正池:
大正池から穂高岳・奥穂高岳、吊り尾根、前穂高岳、岳沢
 

大正池のシンボルとされてきた立ち枯れの木はさすがにもう過去のもので、かろうじて数本残るのみです。今ではボートの浮かぶただの池となってしまいました。
にもかかわらずたくさんの観光客がここを訪れるのは焼岳と穂高岳の絶好の展望地だからでしょうか。
焼岳は大正池の生みの親ですから頭上にのしかかるくらい至近で堂々とした姿を見せています。
また、穂高岳はほどほどの距離があるおかげでその全容を一望することができます。河童橋からは前穂高岳が頭をちょっと覗かせている程度になりますし、岳沢も全部は見えません。しかし大正池からなら奥穂高岳、吊り尾根、前穂高岳が行儀よく並びその懐のような岳沢も真正面から見ることができます。
大正池から湖畔をたどって梓川沿いを進むと深い樹林の道になります。上高地の樹林は普段関東や新潟、福島などの山を歩いている者には馴染みのない林相で、同じ長野県でも信越の山とも全く違った印象を受けます。モミやシラビソに混じってハンノキやカツラなどばかりでブナの森がないことがその大きな違いかと思えます。
清冽な流れの田代池
 

田代池:
樹林の道をたどるとやがてぽっかりと開けた湿原に出ます。ミズゴケやモウセンゴケも生育している湿原ですが乾燥化が忍び寄っていてあちこちにレンゲツツジが花を開いていました。
ここから見る穂高岳は前景に湿原と針葉樹林とを配して北方的景観が素晴らしく、アマチュアカメラマンの撮影ポイントとなっているようです。
案内標識に従って立派な木道を右にたどると田代池です。浅い流れが好ましく、ちょうどレンゲツツジが満開でした。
かつては脇道が目立たずにあまり人も入ってこない別天地でしたが現在は案内標識もしっかりして歩きやすいように木道もできているので観光客のみなさんも必ず立ち寄るようです。
田代池の先で道は二分します。左は梓川沿い、右は樹林帯を通ります。樹林帯はモミやシラビソの深い森を通ります。
ほどなく道は合流しますが、すぐにまた分岐になります。直進すると梓川沿いを河童橋まで、右は帝国ホテル、そして左が対岸に渡る道です。

対岸に渡り河童橋まで:
田代橋、穂高橋と続けて渡って対岸に移ると川縁の道になりケショウヤナギやダケカンバが多くなります。上高地温泉の宿を過ぎると左手の岩ににウェストンレのリーフが埋め込まれています。
ウェストンレリーフ
ここから川岸の道となります。対岸にニホンザルがのんびり群れていました。
ホテル群を過ぎるとすぐに河童橋です。夏の賑わいとは違って雑踏と言うほどのこともなくゆっくり穂高の展望を楽しめました。
川縁でなにやら食べているニホンザル
 


                  河童橋付近から穂高岳

上高地の花(写真クリックで拡大

 ベニバナイチヤクソウ

  レンゲツツジ

2019-5-25

    大正池から焼岳

快晴の上高地:
高速道を走っているうちから北アルプス全山を視界に入れて歓声の連続でした。
松本ICからは一般道をけっこう長距離走らなければなりませんし、ちょっと面倒なタクシー乗り換えもあるし、やっぱり上高地はそうそうお手軽に行けるわけではありません。
大正池でタクシーを降りて大正池ホテルの脇を抜けると大正池を前景とした焼岳や穂高岳を見上げることになります。なんという好天、これ以上はあり得ないような快晴です。
かつての枯れ木群はほぼ消滅して明るい湖が真っ青な空を映しています。
川岸は観光客であふれ、焼岳を、あるいは穂高岳をバックにスマホをかざしてパシャッ、パシャッと撮影に余念がありません。そのほとんどが中国からのお客のようです。
ここから田代池、田代橋、ウェストン碑、河童橋、岳沢湿原とつないでのんびり歩いてきました。
目的の徳沢のニリンソウ群生は時間切れで割愛しましたが、小梨平で少し見たから、いいか。(^_^)

    奥穂高岳、前穂高岳を映す大正池

      河童橋付近から奥穂、吊り尾根、岳沢

    小梨平ニリンソウ

上高地の花

 ニリンソウ

  フッキソウ

  コミヤマカタバミ

  ラショウモンカズラ

  エゾムラサキ 

  シロバナエンレイソウ 
【便利帳】  トイレ:要所要所に完備
【収穫】(^_^; 11片 20g

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