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金山 かなやま 239m

太田市の象徴の古城

太田市を見守るように市街の北に聳える金山。関東平野北部どこからでもそれとわかるランドマークでもあります。
山頂には新田神社と金山城跡がありドライブウェイもあることから太田市民の憩いの地でもあります。
近在ではあまりに身近すぎるためかえって行く機会もないままでしたが、半日コースにちょうどよいので登ってきました。
その城址の壮大なこと、北関東随一と思える規模でした。城などというものは単に権力の象徴かと思っていましたがそこここに実戦を考慮した造りになっていて今更ながらびっくりです。それもそのはず、なんとここでは実際に籠城して戦った歴史があるのだそうです。


         三角点峰

            壮大な城址(曲輪)
【日程】 2011年3月3日
【山域】 安蘇(太田)
【天候】 晴れ
【地図】 1/25000足利南部、上野境

【アクセス】 太田市街西本町から藪塚、桐生方面に行く旧道を走りぐんまこどもの国の案内に従って右折。
ナビ設定情報:ぐんまこどもの国 群馬県太田市長手町480 0276-22-1448
【駐車地】
ぐんまこどもの国に大駐車場。
【コース】
ぐんまこどもの国
−展望台−新田神社(山頂)
−金山城跡−三角点−駐車場脇−下山分岐
ぐんまこどもの国

実行程約1.5時間 初心者向き
【メモ】
ぐんまこどもの国
 
ぐんまこどもの国:
金山の南西の麓にかなりの規模の子供公園があります。施設も充実していますのでお子さん連れで金山ハイキングとセットで遊ぶのもいいかもしれません。
金山への登路はこどもの国から始まります。園内に入ったら右手の舗道をパノラマチェア(写真奥)終点まで登ります。
さらに木の階段を登ると展望台があり南西側に大きな眺めが得られます。
登山道はこの展望台から雑木林の尾根となり緩やかに高度を上げていきます。
城跡の雰囲気:
アラカシ、シラカシに覆われた堀切
 

里山風だった雑木林から常緑樹や山桜などの大木が目立つようになると城跡の一角です。急な登りにかかると藪に覆われてはいますが堀切が現れました。
しかし私の素人目には見えませんがここまでの途中にも城の遺跡はいくつもあったようで金山城が壮大な城であったことがうかがえます。
堀切から急斜面を登ると城の搦手にあたる本城北端に達します。馬場跡などもありいよいよ城の一角の雰囲気がします。左手からぐるり回り込むと新田神社前に出ます。石段を登ると金山最高点に新田神社鎮座しています。ここは金山城本丸跡でもあります。
ただし最高点ですが三角点は別の場所です。
新田神社から石段を下って右方向に出ると金山城の核心部です。石垣などもよく保存されて、大手虎口曲輪などは圧巻です。
さらに尾根伝いに馬場跡、物見台など城跡は続き、いかに規模が大きかったかがわかります。
物見台の手前に二等三角点があります。最高点より
15mほど低い位置です。三角点、物見岩とも多少展望が得られます。
三角点からはわずかな距離だけ舗装道となり山頂駐車場に出ることができます。
このまま道なりに下ると太田市街・金龍寺に出てしまいますから枝道を拾って浅間山を目指しました。

               太田市街を望む
            袈裟丸山 皇海山 日光白根山

荒れた下山路: 
浅間山までの尾根を目指したもののどうやら尾根を間違えて一気にこどもの国方向へ下る小尾根に入ってしまいました。
 
かつては赤松林だったようで松枯れ病にやられて伐採されたらしい丸太がそこここに積まれていました。そして取って代わっているのがヒサカキで、ぽつぽつとアラカシなどが混じってはいますがほとんどヒサカキ純林といっていいくらいな所もあります。
急斜面の下りは少々つらいですがその分あっという間に下りきってこどもの国臨時駐車場脇に下り立ちました。
【便利帳】 トイレ:ぐんまこどもの国 金山城跡
【収穫】(^_^;  14片 30g