【メモ】 |
駐車場までが難しい:
コナラの尾根道
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神農原駅入口で国道から生活道路に入ると道が狭くすれ違いにも気を遣います。曲がりくねった道が高台に上がっていきますので道なりに進みましたが中学校入り口付近でとうとう道を失ってうろうろする羽目に。近所の住人に教えていただいてやっと駐車場を突き止めました。(あるいはもっとわかりやすい道があるのかもしれません。)
マイクロバスも駐車していましたがどうやってここまで入ってきたのかと感心しました。
駐車場にはトイレもあってスタート点としてはありがたい存在です。公園を訪れる人のための駐車場なのでしょうが公園内を眺めてもそれらしい人はいないのでほとんどハイキングのためと化しているようです。
駐車場からはまず中学校を目指し、校門直前で右に回り込んで学校のフェンスに沿って進みます。学校裏からやっと山道になりいよいよミニ縦走のスタートです。
最初こそ杉林でしたがすぐに雑木林となって気分の良い尾根道が続きます。道はなだらかで足もはかどります。
わずか歩いたところで右上の笹が切り開きされた斜面に不動明王像が鎮座していますが、この先たくさんの石像や石祠が次々と現れてこの山塊がそれぞれの麓の集落の信仰の山だったことがわかります。
やがて本丸跡、稜線上にしては小広い平地です。戻るように派生尾根の先に進むと物見台の展望地があります。 |
断崖上の道:
御嶽さん
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初めのうちこそなだらかな優しい尾根でしたが徐々に小さなアップダウンを繰り返すようになります。おまけに左側は断崖で、木々が目隠しとなって怖さは感じませんが覗いてみると足がすくむような高さです。足下直下に民家の屋根や畑が見えるほどの急崖です。
それだけに展望は爽快です。時々眼下に上信電鉄の楽しいラッピング電車が走り抜けていきます。目を上げれば稲含山が高々と聳えていて、普段抱いている印象とは違って意外な高さです。
主峰の龍王ピーク、打越の御嶽さんとたどって最後のピークが吾妻山です。
西に展望が広がっていますので西上州の山々が一望です。
吾妻山手前の鞍部にはオキナグサが群生していますが自然の自生地ではないようです。
上信電鉄 ゼブラのラッピング(kuwa-nyanさん撮影)
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四ッ又山、鹿岳と下仁田市街 |
鹿岳、鍬柄岳 |
楽しい里歩きの姫街道:
大サボテン
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吾妻山から一気に麓まで下降しますが最高峰からの下降にしてはあっけなくて100mに満たない標高差です。
降り立ったところに新堀神社があります。
さらに人家の中をたどると姫街道に出ます。傍らの廃屋にある大きなサボテンが目を引きます。開花期は見事だそうです。
姫街道をわずかたどった先にトイレがあって助かります。
あとは姫街道を宮崎公園駐車場まで里歩き。家々には柑橘類が実り、サザンカなどが咲き、また石垣にはサボテンや多肉植物が植えられていたりして花好きにはなかなか楽しい道です。柑橘類といい、サボテンの路地植えといい、山を背にして南側の家々ですから西上州にしては温暖なのかもしれません。
また、街道から見上げる神成山の南面の断崖は豪快で、あんなところを歩いてきたのかと自分でちょっとびっくりです。
途中、古代蓮の里、宇芸神社(うげじんじゃ)があって一休みしながら寄ってみるのも楽しいです。宇芸神社は天井画の残る神楽殿や彫刻が素晴らしい拝殿、本殿など是非つらい階段を登ってでも参拝することをおすすめします。もう登りはおしまいと認識してしまった足の筋肉がうんざりするかもしれませんが。
宇芸神社のムクロジの大木も一見の価値ありです。ムクロジの実は羽根つきの羽根の黒い玉に利用したそうですが、なるほど拾った実を落としてみると良く弾けます。
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姫街道から見上げる神成山断崖 |
宇芸神社のムクロジ大木 |
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