【メモ】 |
アルマヤ堂跡
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(2018-1-13)
滝コースから登る:
初心者からエキスパートまでそれぞれ好みのコースがとれることもあって最近とみに人気の古賀志山。休日ともなるとどのコースも大賑わいです。危険な岩場もなくのんびり歩けて比較的静かなコースをと思って昔から歩かれている滝コースを歩いてきました。
滝コースを歩くのは十数年ぶりですがそれほどの変貌はなく変わったことと言えば立派な駐車場ができたことくらいです。
しばらく古賀志林道を歩き左に分かれる登山道に入るとブルドーザ道になります。作業が終わればまた昔のような登山道になるのでしょうが植林地内はしばし我慢しなければなりません。やがて作業道が終わると左側頭上に断崖がのしかかるように現れます。クライミングのみなさんの声が響いてきます。岩の基部に行ってみるとオーバーハングした岩場にしずくがたれていてこれが不動の滝、これを滝と言っちゃうかという程度のものですが大雨が降ればそれなりに水流が現れるのでしょうか。滝の脇には大きな堂があります。
さらに断崖を左に見ながら登るとアルマヤ堂を示す案内板があり行ってみると洞窟がありました。かつてアルマヤ堂というお堂があったのでしょうか。
傾斜は徐々にきつくなり大石がゴロゴロして歩きにくくなりますが、尾根に出るまでは岩場を登ることはありません。
最後に急登をこなすと岩場の主稜線に飛び出し、左にコースをとってハシゴ、鎖を頼りに登りきると一気に展望が開けて待望の御嶽山頂上です。 |
大展望の御嶽山:
御嶽山の頂上に飛び出すといきなり日光連山が視界いっぱいにどーんと現れます。近景に送電線が横切っているのですが日光連山の存在感が大きいためかあまり気になりません。
日光連山 白根山、男体山、大真名子、小真名子、女峰山
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日光の左に目をやると足尾の山々が続きます。皇海山のみが鋭く天を突いていて、庚申山、横根山などなだらかな尾根が続いています。また、右に目をやれば南会津の山々、高原山、那須の山々が白く輝いて冬の姿を見せています。普段あまり目にすることの少ない田代山、荒海山、七ヶ岳なども確認できました。
皇海山 |
高原山 |
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頂上には北側のかなり詳細な展望図があって誰でも遠望を楽しむことができます。真冬にしては穏やかな日和で、展望を楽しみながらゆっくり休憩としました。 |
東稜見晴台岩棚
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稜線は鎖の連続から穏やかな尾根道へ:
御嶽山からは鎖を頼りに尾根通しを忠実にたどります。最初の岩場は一旦右に下降して登り返すこともできますので危険を避けたいならそちらのルートがいいかもしれません。とはいえ岩場にはしっかり鎖が固定されていますのでとりわけ危険というほどのものではありません。
岩場を過ぎるとほどなく古賀志山頂上ですが、まずは先に東稜見晴台に行こうと思って頂上をかすめてそのまま尾根通しに進みました。左に富士見峠へ下る分岐を見送るとほどなく東稜見晴台です。テーブル、ベンチがありゆっくり休憩するには格好の場所です。
ベンチの先には岩棚があり東と南の展望が広がっています。筑波山、加波山、雨巻山など茨城東部の山々はもちろんのこと、遠く常陸の山、つまり奥久慈男体山や高鈴山まで届く遠望です。
あまりの好天に関東平野は霞んでしまい東京方面は見えませんでしたが、空気が澄んだ日にはスカイツリーも見えるということです。 |
古賀志山を踏んで下山:
来た道をわずかに戻ると古賀志山頂上です。立派な山名板があってたくさんのハイカーが頂上で休んでいますが樹林に囲まれているし無粋なアンテナが建っているし、通過点のような頂上です。証拠写真めいた構図で山名板をパチリ。さっさと下山にかかりました。直接下山するコースもありますが昔からの南コースの階段道が最も簡単に下ることができます。
一気に下って車道に下り立ったらあとはのんびり駐車場まで戻るだけ。
車道から御嶽山直下の岩の断崖を見上げることができます。簡単なコースを登ったのであまり感じませんでしたがこうして見上げるとつくづく豪快で危険な山だとわかります。
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(2022-1-9)
同じコースで再訪:
林道から見上げる古賀志山
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久しぶりに同じコースを歩きました。こちらの加老のためか若干険しく感じはしたもののコース状況そのものはあまり変化はないようです。
滑落事故:
県道で消防車や救急車、パトカーなどをやり過ごしたら、なんと同じ道で後についていくことになりました。少し走った小学校を過ぎたあたりの広場に先行の消防車などが結集していました。なんでも赤岩山で滑落事故があったとかで比較的小型の車両だけが次々と現場近くを目指して林道を上って行きました。そのうちヘリコプターも出動して結局下山するまで救助活動が続きました。滑落した登山者は腕の骨折という負傷だったようですがそれでさえ消防車、救急車、パトカー、救援ヘリとそれに伴う人員がこれだけ動員されるのですから私たちハイカーは事故のないようくれぐれも気をつけたいものです。
滝神社から稜線へ:
クライマーの声が聞こえると程なく滝神社です。この日はちょうど神社の例祭に当たっていて氏子の皆さんが下山するところでした。
神社からやや急な歩きにくい道となりますがひと頑張りで稜線です。稜線に出たら左へわずかにたどると御嶽山頂上、素晴らしい展望が拡がっています。日光連山が手に取るようです。高原山、やや雲に隠れた那須連山、左に目をやると皇海山、前日光連山、また振り返ると筑波山、加波山なども一望です。
御嶽山でゆっくり展望を楽しんでから稜線伝いに東稜見晴台まで行ってからまた古賀志山まで戻って南の林道へ下山しました。南側は大規模伐採されていて最後まで素晴らしい展望が得られました。 |
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【寄り道】 |
一旦戻って車道を回り込むと赤川ダムを中心に森林公園があります。
あるいは車で森林公園先から左折してロマンチック村まですぐ。地ビール、温泉、地元野菜販売などあって楽しめます。 |
【便利帳】 |
トイレ :登山口駐車場、森林公園
コンビニ:森林公園入り口 |
【収穫】(^_^; |
2018-1-13 60g 26片
2022-1-9 40g 12片 |