【アクセス】 |
上田菅平ICから国道18号バイパス経由で国道143号へ。
青木村中心部から右に折れて林道西洞線。途中で舗装が切れると極端に悪路となりUターンもままならないようになりますから早めに駐車地を見つけて歩いた方が無難です。たいした距離ではありません。 |
【駐車地】 |
舗装道が終わる付近に数台程度。登山口の先に1,2台。
登山口先に停めましたが濡れてスリップしUターンするのに苦労しました。
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【コース】 |
駐車地 - 尾根道 - 仏岩 - 稜線
- 頂上 (往復)
一般向き
ただし別ルートから登って来たハイカーは北面の雪に苦労したとおっしゃっていました。急斜面なので雪があるとたいへんかもしれません。
一般コースは3コースあって、なかでこのコースがもっとも時間がかかるようです。とはいってもいずれも短時間で登れるので特に短時間で登れるコースを選ぶこともないような気がします。 |
【メモ】 |
道の駅青木付近から見上げる子壇嶺岳 左端の裸地が仏岩
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おおっ、と身構えてしまう山容:
青木村の道の駅あおき付近から右手前方に子壇嶺岳の全容を見ることができます。岩を纏って急峻に頭を持ち上げ、なかなか手強そうに見えます。
青木村から国道を離れ林道西洞線に入るとすぐに野生動物のためのゲートに阻まれます。ここは自分で開け閉めして通過します。しばらくして舗装が切れますのでこのあたりが駐車地によいかと思います。私たちは林道歩きを嫌ってさらに奥まで車を入れましたがかなりの悪路で苦労しました。
なお、この一帯はきのこ山で時期によって入山禁止になるようです。(登山道なら許可されているのかどうか、は調べていません。) |
岩と赤松の頂稜
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急な登路:
登山口には看板があって見過ごすことはないと思います。木橋で沢を渡って植林地の中を登りますが、すぐに雑木林となって日溜まりの中の緩い登りがしばし続きます。しかしそれもつかの間、徐々に急登となり落ち葉に覆われて歩きにくい道となりこれは山頂直下の稜線に出るまで続きます。
途中、右頭上に仏岩が現れた地点で左に巻き道があって(直登の道よりよく踏まれているので)そちらに引き込まれたらそのうち道形が怪しくなりました。おかしいと思って分岐まで戻ってみたら正しい道は直登する方でした。よくよく見たら枝を並べて通せんぼしてありました。
仏岩は岩の断崖ですが、特に仏様のお姿に見えるというようなことはないようです。
登路はおおむね落葉樹の中ですでに葉を落として樹間から展望も得られます。見上げる子壇嶺岳は岩を纏って豪快です。
稜線に出る手前で左の樹林が切れて真っ白な北アルプスが姿をあらわしました。燕岳から大天井岳、槍ヶ岳、横通岳、常念岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳、蝶ヶ岳、大滝山と核心部の山々が勢揃いです。 |
常念岳 大天井岳の向こうに槍の穂先も |
鹿島槍、五龍岳 |
箱庭のような山麓風景
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圧巻の展望:
一登りで稜線に出て右に折れるとほどなく待望の子壇嶺岳頂上です。
誰も居ない静かな山頂には3つの社が並んでいます。麓の字名が記されているのでたぶんそれぞれの字の社なのかもしれません。
展望は抜群です。まず目に入るのは後立山の山々です。
北葛岳から始まって針ノ木岳、蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍、五龍岳、唐松岳、白馬三山、白馬乗鞍岳とこちらも後立山勢揃いです。
さらに戸隠や妙高方面に続きますが残念ながら半分ほど雲に隠れてどこがどれやら判りませんでした。さらにさらに展望は続いて、四阿山や浅間山、さらには奥秩父、八ヶ岳さらに遠く乗鞍までぐるり一周ほとんど中部山岳一巡りという豪華さです。
そして足下には青木村や上田の盆地の景観が箱庭のようです。岩壁の上なのですぐ足下に見えます。
見飽きぬ景色を眺めながら早めの昼食にしました。そのうち続々とハイカーが登り着いて静かだった頂上も賑やかになりました。(うるさいのは私たちですけど。)
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下山:
日だまりの下山路
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頂上で充分展望を楽しんでから下山にかかりましたが、急な道に難儀することもなくあっという間に登山口まで下り着きました。
晩秋の陽差しを浴びてのんびり日だまり山行となりました。この山域は初めてでしたが、素晴らしい展望を楽しむことができ、山村風景とあいまって楽しい一日となりました。 |
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【便利帳】 |
トイレ:道の駅あおき |
【収穫】(^_^; |
3片 30g |