【メモ】 |
ここに行きたい:
以前奥久慈の盛金富士に登った折、稜線に出たところで前方にヤマザクラの密生する尾根に気づきました。そのヤマザクラの密度はというと今までこれほどの密生を見たこともありません。山が薄桃色に覆われている感じです。行きたーい!
はたして行けるのかどうか。
まずは最初の林道分岐から谷奥に入ってみることに。しばらく変哲もない林道が続き突然「盛金荘」という旅館だか料理屋さんだかが現れました。こんな谷奥になぜという感じです。道はその先で荒れているようですし見上げる斜面は檜植林地でヤマザクラ群落などなさそうなのでこちらの探索はひとまず諦めました。 |
いきなりヤマザクラ巨木が現れる:
林道から見上げるヤマザクラ巨木
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一旦戻って山仕事中の方に情報をお聞きしようとしたら地元住人ではなくあまり情報は持っていないとのことで最奥の農家の方が詳しいと教えていただきました。
最奥の農家まで戻って畑仕事中のご夫婦にいろいろ情報をお聞きしました。お話によればヤマザクラはむしろこの付近ではなくもっと北の尾根が素晴らしいとのことでした。まあそれは次回にして、この近辺の群落情報を教えていただきました。
話に聞いた経路で谷奥に分け入ると対岸に満開のヤマザクラ巨木を見上げてウキウキです。
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林道を詰める:
ヤマザクラのピーク
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やがて山小屋風建屋が現れて(別荘として使用している感じです。) そこから分岐する林道を進むと明るい伐採地となりました。カヤトの好展望の斜面を登ると向かいの尾根はヤマザクラがたくさん咲いていました。
花の中に立つことはかないませんがまずまずこれだけ咲いていれば充分です。
ただ、先ほどの話の内容からしてどうも私の狙っている群落とは違うような気もしました。
このカヤトでなんと2人組のハイカーに会いました。こんなところでとこっちもびっくりですが相手も驚いていました。なんでもスミレのフィールド探索しているとのことでした。
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もう一つ谷を詰めてみる:
1本だけミツマタ
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気持ちは70パーセントくらいの満足度で未練たらしくもう一つ谷を詰めてみることに。先ほどの山小屋風建屋からわずかに下った地点に分岐がありここから谷に入ってみたところすぐに林道から川床の歩道となってどうやら行き止まり、この先詰めても見所もないようでした。
川床に1本だけなぜかミツマタが咲いていました。
普通山で見かけるミツマタはかつての栽培の名残である程度群生していますがここでは1本のみ単独で育っていました。どこからか種子でも運ばれてきたのでしょうか。 |
最後に盛金富士中腹へ:
時間も余裕があったので最初にこの山域の山桜群落を見つけた盛金富士の尾根まで行ってみました。
う〜む、今回はかなわなかったけれどつぎはあの花の中に立ちたいものだ。
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