【メモ】 |
(2020年11月21日)
栗生神社:
樹齢1200年 栗生神社大杉
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栗生神社まではけっこう複雑ですが要所要所に案内標識がありますのでそれを見落とさないように注意して走ればたどり着けます。最後の舗装道が狭くて、ここ入ってくのかよと心配になるほどです。
神社の下に鳥居と石段がありその前が駐車地となっています。
古びた石段を登ると正面に栗生神社が鎮座しています。左手に神楽殿、右手に大杉があります。神楽殿は土台が腐食して傾いていますので近寄るとちょっと危険かもしれません。右手の大杉は樹齢1200年とのことですがまだまだ元気いっぱいに枝を広げています。
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本殿
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裏手に回ると精緻な彫刻を施した本殿を見ることができます。四面の彫刻、屋根の細工などよくぞこれほどの彫刻がこんな山奥に作られたものだと驚かされます。昔は風雨にさらされていて老朽化が心配されていましたが現在では覆い屋根が掛けられています。
ちなみに大杉は県指定天然記念物、本殿は県指定重要文化財だそうです。
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いきなりの急登も紅葉に慰められつつ登る:
神社の左手から登山道が登っていきます。最初だけは緩やかな登りですがすぐに傾斜が急になって山歩きらしくなります。
杉の植林地ですがところどころ落葉樹もあってきれいに紅葉しています。
モミジの紅葉
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モミジ類も多く真っ赤に色づいていました。登路の中程から岩がのしかかるような斜面に変わり岩と紅葉の取り合わせがあたりを明るい雰囲気にしていました。
急登は続きますが特に危険な箇所もなくぐんぐん高度を稼げます。稜線が見える頃に登山道が分岐して、ここから道を左にとったところ突然今日の最終目的と考えていた展望棚付近に飛び出しました。以前はなかった道で、この展望岩へは一旦頂上に登ってから頂稜を少したどって来なければならない場所でした。これは好都合とばかり大展望を前にして休憩としました。
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赤城山、袈裟丸山の大展望:
足下が切り立った地形で案配よく岩が露出してよい腰掛けになっています。
西には眼前にどーんと赤城山、ちょっと距離をとって北には袈裟丸山、ともに大きな根張りの雄大な山体を誇っています。
赤城山 左から小地蔵岳、地蔵岳、駒ヶ岳、黒檜山
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赤城山は外輪山の東の縁が連なって見え、その最低鞍部の鳥居峠の隙間にはアンテナの林立した地蔵岳も見えます。
袈裟丸山はちょっと送電線が邪魔をしますが、かつて踏破した尾根や薙の一つ一つが手に取るように見えます。
陽差しも暖かく風も少ないので眠くなりそうな展望地のひとときでした。
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袈裟丸山 左後袈裟丸山 中央前袈裟丸山
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好ましい風景の頂稜尾根:
栗生神社奥宮
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展望地から頂上まではほんのわずかです。頂上は展望もなく三角点と山名板などがあるばかりです。春にはアカヤシオが群れ咲いて賑やかなのですが今は初冬の陽差しが気持ちよいものの静けさばかりが取り柄の山頂です。
山頂を通り越して頂稜部を東にたどると小さな石祠が佇むように置かれています。背後に大岩を配して日だまりのような場所にこぢんまりとしていました。小さな石の扉があるので開いてみたらお札に栗生神社奥宮と記されていました。
さらに落葉樹の尾根を進むと北側が見通せる展望地に出ました。袈裟丸山や二子山などが一望です。
展望を楽しんでからまた尾根を戻って頂上付近でひなたぼっこしながらのんびり昼食としました。
しっかり歩こうとする人たちはこんな小さな山はもう午前中でおしまいになってしまうらしく誰も登っては来ません。ゆっくり時間を過ごしてから下山にかかりました。 |
(2023年4月9日)
雪でアカヤシオ全滅:
まだ行ったことのないアカヤシオ群落の情報を得て出かけてみました。ところが車を走らせているうちから見上げる赤城山に雪雲がまとわりついているのが見えました。ありゃりゃ、こりゃダメかも。
案の定、登り始めてしばらくするとうっすら雪が斜面を覆っていました。アカヤシオのしもげて落ちた花も現れてやっぱり今年もやられてしまったなぁ。近年開花がどんどん早まって、花が咲いてから霜が降りたり雪が降ったりして全滅になる年が多いような気がします。
標高の高い場所ならまだつぼみが堅く生き延びることができたでしょうからもう少し経ってからまたのチャンスを待つことにしましょう。 |
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【便利帳】 |
コンビニ:国道122号、大間々の北はずれ。道の駅くろほね・やまびこの隣。
トイレ:道の駅くろほね・やまびこ |
【収穫】 |
2020-11-21 13片 70g (^_^;
2023-4-9 5片 10g |
【寄り道】 |
わたらせ渓谷鐵道沿いは花桃が満開でした。各駅周辺ではイベントが開催され大賑わいでした。 |