【メモ】 |
林道でかなりの高度まで:
釜石山案内標識
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このコースで一番の難関は林道の取り付きを探すことかもしれません。林道の取り付きさえ判れば他には難しいことはありません。林道はかなりの高度まで登っていきます。地図で確認したらなんとすでに990mまで来ていました。
駐車地には先客の林道ツーリングのライダー2人が休んでいました。この先の林道の状況をお聞きしたところこの先は少し荒れているということで帰りは戻った方が無難ということになりました。
登山道が下から上がってきていてこの林道を横切って登っています。私たちは途中から登山道に割り込むことになります。
道は良く刈り払われていて歩きやすく、電光を切って急斜面を登ること15分ほどで難なく稜線に登り着きます。
稜線に登り着いた所に釜石山の案内標識がありますが実際は尾根の途中の鞍部という感じで頂上ではありません。むしろこの先のなだらかな高みが釜石山なのかという気もします。
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樹林の中を登って頂上へ:
尾根上部のブナ林
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稜線に出たら右に折れてそこから平坦尾根になります。
途中石原山を越えますが顕著なピークではありませんので(山名板が見当たらないことも相まって)いつの間にか越えてしまった感じです。
途中に「蟻のと渡り」(たぶん戸渡り)の標識がありますが左の斜面が急ではあってもやせ尾根というわけでもなくどれだけでっかい蟻がいるんだと突っ込みたくなるような優しい地形です。
この尾根の上部はほぼブナに覆われていてゆっくりのんびり歩きたいところです。もう花の季節はとっくに終わりましたが登山道脇にはスミレがびっしりと地表を覆っていて、中には季節を違えて咲いてしまっている花もありました。他にサラシナショウマ、ゴマナ、ツルリンドウなどわずかですが花も見られました。
最後にちょっとした岩がちの登りをこなすと大明神山です。
眼下に野尻湖、その向こうに黒姫山、右に高々と妙高山などの展望が得られます。しかし周囲の樹木が成長していて展望は限定的です。その上、残念ながら空は靄って遠景は得られず、さらに北、西、南の方向はまだらな雲に隠されて黒姫も妙高も見えるのは半分くらいでした。ちょっと残念な大明神山でした。
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妙高山頂がやっと顔を見せる |
野尻湖 |
広い山頂広場:
山頂の薬師如来)
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大明神山から右に折れてブナの尾根を10分ほどたどると斑尾山頂上です。ほぼ樹林に包まれています。
かなりの広さの平坦地があって一角に一等三角点と山名板があります。一段下がったところに石祠があり、その小さい石祠の中にかわいい石像がたくさんひしめいていました。薬師如来様だそうで全部で13体あるそうです。
樹林の中の頂上ですがそれでも少しだけ展望が得られる方角があり北西に信越トレイルが延々と連なって見えます。鍋倉山、(信越トレイル上ではありませんが)菱ヶ岳、三方岳、天水山などわずかに高みとなっていますが、あとはただただ延々となだらかな山脈が続いています。
眼下には斑尾高原のリゾートが眺められますが広大な領域がすっかり人工物で占められて、私たちの登って来た南側とはこれが一つの山のあっちとこっちかと疑いたくなるような景観です。
また千曲川を隔てて向かいに野沢温泉と毛無山、さらには鳥甲山、苗場山なども見通せます。展望の広さから言えば大明神山にひけをとりません。
ゆっくりブナの根方でお弁当を広げて休憩をとったあと往路を戻って下山しました。
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鍋倉山
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【収穫】(^_^; |
13片30g |
【寄り道】 |
道の駅ふるさと豊田 リンゴ、ぶどう、洋ナシなどこの地域の特産品が豊富に揃っています。併設のそば屋も美味しいです。 |
【トイレ】 |
道の駅ふるさと豊田 |
【謝謝】 |
参考サイト 林道詳細はこのサイトで
シゲさん 「おふ者(しゃ)でいこう!」
斑尾林道 http://www.ne.jp/asahi/shige/serow/rindou/r_madarao.htm |