【メモ】 |
満杯の駐車場:
ヤドリギ
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前橋と赤城山上の大洞とを結ぶ前橋赤城線はかつて有料道路だっただけあって比較的走りやすい道です。
最奥の集落箕輪に大駐車場があり、ここが鍋割山への登山口です。
すでにほぼ満車状態でしたが、運良く1台分の空きをみつけて滑り込みセーフとなりました。ほとんどがハイカーの車のようで、いくつものグループが身支度をしていました。
荒山展望広場へ:
登り始めるとすぐコースが二分して右が荒山高原、左が荒山展望広場を経て直接荒山へ。ほとんどのハイカーは荒山高原へ向かって歩き出しますので私たちは荒山展望広場へのコースをとりました。
急な登りもなく、ミズナラなどの落葉樹の林をたどる気分のよい道で、所々でアカヤシオやカタクリなど春の花が現れます。見上げるとヤドリギが目立ちます。
荒山高原コースの方向からはハイカーの声が聞こえてきますがこちらのコースは至って静かなものでとうとう展望広場までどなたとも会いませんでした。
展望広場から荒山高原:
傾斜がなくなるとほどなく荒山展望広場です。展望広場とはいっても見上げる位置の荒山と向かいの鍋割山登路が見える程度で特に展望地というわけではありません。休憩にちょうどいい小広場です。
一休みしてから荒山高原までダラダラと下りましたが、アカヤシオやヤマツツジが多く、開花期には賑やかになりそうです。
しかし、まだアカヤシオは2,3分咲きで、ヤマツツジは開花の気配もありません。
下り着いた荒山高原は荒山と鍋割山の鞍部一帯にひろがる平坦地で草付きの灌木帯です。開放的な景観がとても好ましくのんびりした気分になってなかなか腰が上がりません。
展望を楽しみながら稜線散歩:
鍋割山山頂三角点
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鍋割山へ向けてまず見上げる稜線までの登りをこなさなければなりません。しかし見るほどの急登ではなくほんの一登り開放的な尾根の一角に登り着きます。
北に荒山や地蔵岳、鈴ヶ岳など赤城の山々、その向こうに上州武尊山が白く輝いて見えます。南に目を転ずると眼下に広大な赤城の裾野が延びています。あいにくあまりの好天に靄ってしまってその先に広がっているはずの関東平野の大展望は得られませんでした。
多少の登降はあるものの概ね平坦な尾根で、鼻歌交じりで歩いているうち鍋割山の頂上まであっという間です。
たくさんのハイカーが休んでいてさすが人気の山だと再認識しました。家族連れも多く、ここが地元に親しまれている山の入門コースであることが判ります。
展望はさらに広がって、あれが利根川、あれが県庁、あれがあの工場、と一つ一つたどることさえ出来ます。
充分展望を楽しみながら昼食にして、帰りは荒山高原から直接箕輪に下りました。
クサボケ
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