【メモ】 |
能仁寺:
釈迦三尊像
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駐車場で身支度をして、まずは目の前の能仁寺に参拝です。説明板を読むと足利尊氏を開基とする由緒ある寺院ということです。阿弥陀如来立像、釈迦三尊像など県指定文化財4点を擁しています。
山門の奥に端正な造りの本堂が見えます。閉扉してありますが格子からちょっと覗かせていただきました。正面に釈迦三尊像がおわします。
能仁寺からわずかに車道を登るとカーブの先で左手に歩道が分かれています。案内板にはスミレの小道とありました。道脇にはなるほどタチツボスミレが多く見られますがまだ花には早いようでした。
途中から右に分かれる歩道があり案内標識に「田んぼの見える丘」と示されていましたのでちょっと寄り道しました。小広い広場には東屋があり東端からは雨巻山、高峯が真正面に見えます。眼下はなるほど田んぼの見える丘そのままの展望です。 |
田んぼの見える丘から正面に雨巻山、右に高峯
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自然観察センター
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自然観察センター:
スミレの小道に戻りそのまま登って行くと右上に立派な建屋が見えましたがこれが根本山自然観察センターです。スミレの小道からは直接は行けずぐるっと大回りになるようですのでちょっと失礼して芝の斜面を登って脇から入館しました。
係の方にお願いしてマップをいただいてからいろいろ展示を見て予備知識を仕入れましたが、実際はまだまだ園内の動植物の活動期にはなっていないようなのであまり今日の散策には役立ちませんでした。覚えても次回には忘れちゃうし。(^_^;
観察センターから自動車道を歩くようになります。道路脇はさくらの並木となっていてここは桜の名所だそうです。すでに提灯や屋台も出ていて準備万端整っていますが肝心の桜はまだ開花が始まっていません。屋台のおじさんたちも店は開いても客がいないのでは商売のしようもありません。気の毒なので大判焼きを買ってほおばりながら歩くことに。
自動車道を歩くのはかなわんと思っていたらいい具合に歩道が谷へ下りていました。また登り返さなくてはならないようですが全体楽ちんなコースなのでこの程度の登降がなくては歩いたことになりません。
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気分の良い落葉樹林:
ヒュウガミズキ
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念入りに整備された道は歩きやすくあっという間に谷まで下り立ってしまいます。
谷津田の跡が保存されていて湿地となっていて小池には蛙の卵が沈んでいました。春はもう始まっています。
周囲は元々落葉樹林だったらしく現在も下草を整理してきれいな雑木林が維持されています。
谷津田跡から登り返すとさきほどの自動車道の先に出ます。
ちなみに案内板では谷津と記されていましたが同じ栃木県でも私の住む南西部では谷戸とか谷地という呼び方が一般的で谷津と呼ぶことはあまりありません。同じ県内でも南東部の真岡地域では谷津が一般的なのかもしれません。 |
藪の中の頂上:
手入れされた雑木林
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自動車道を進むと前方に電波塔が見えますが地形図によればその付近に山頂があるはずです。
気をつけていると右に法面を登っている道があってどうやらこれが山頂へ通じている様子です。しばらく笹藪の中の山道をたどるとアンテナ柱がありさらに進むと下りとなってしまいました。どうやら行きすぎのようです。少し戻ってからそれらしい場所を見当付けて藪に突っ込んでみたら薮の薄くなった場所に三角点がありました。周囲をアズマネザサに囲まれてさえない山頂です。頂上を踏むのが目的のハイカー以外には少々がっかりな山頂です。ガイドブックなどでは素通りしてしまうのも頷けます。
反対方向から踏み跡程度の道が通じていますので逆方向から山頂に達したことになります。
その道をたどったら先ほどの山道に出ました。往きには見落としたようです。
帰路は自動車道路をそのまま観察センター、スミレの小道と戻って駐車場まで。
気楽なのんびり散策はあっという間に終わりました。山靴を履いてウェアもそれらしく身支度していったのでちょっと場違いでした。念入りに整備されていますし距離的にも公園内を歩く程度ですのでファミリーで自然を楽しむエリアかもしれません。
とはいえ春めいた陽差しを浴びてのんびり散策できてまずは満足な半日になりました。 |
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