【メモ】 |
夏休みも終わって幾分か静かな奥日光が戻っていました:
行楽シーズンの休日は満車になってしまう赤沼の駐車場、夏休みが終わってすぐのせいか今回は早めの時刻なこともあり余裕がありました。やや長めの待ち時間になりましたが千手ヶ浜行きのハイブリッドバスにも余裕で乗れました。
西ノ湖入口でバスを降りて静かな林間の道をのんびり辿りましたがこのあたりは熊の目撃情報も多く以前私たちも人擦れしていて動じない熊に出会った場所です。
アザミ橋で外山沢川を渡り、西ノ湖方面へのんびりとミズナラとカラマツの混じった平坦な林道を歩きます。途中、これといった現在地を識る目標になるようなものはほとんどありませんが途中赤岩滝への道を見送ったらあとは柳沢川の吊り橋までほぼ1本道です。
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吊り橋で柳沢を渡る:
湖岸は砂浜が剝き出し

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さらにしばらく林間の道を歩くと西ノ湖の湖岸に出ますがなんとあるはずの湖水は100mほどもずっと先まで歩かないと辿り着けません。通常は森のギリギリ近くまで水を湛えていて深い森と澄んだ湖水が一体となって深山の雰囲気を感じさせここが日光の奥の奥と実感させてくれた場所でした。ところがこの有様は深山どころか広々とした明るい雰囲気になんだか不思議な気分です。
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小さく縮んだ西ノ湖 |

もやは草原 |
千手が原歩道で千手が浜へ:
湖岸の倒木に腰掛けてしばし休憩+昼食。周囲、特に西側は山深い雰囲気で見える稜線は国境主稜線です。その向こう側は群馬側でそちら側も日光側に劣らず深い深い樹林の山が続いています。ともに人跡稀な山域と言っていいかもしれません。
簡単に辿り着ける場所ですがにもかかわらずじつはここが日光の奥の奥だということが不思議な感覚です。
緑深い千手が原にぽつんと石祠
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帰路は千手が原歩道で中禅寺湖(千手が浜)へ。
ほぼ真っ平らな樹林が続きます。あきあきする頃に樹林の隙間から中禅寺湖の湖面が見え隠れして長い歩道も終わります。
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