【メモ】 |
シラネニンジンの花盛り:
峰の茶屋までロープウェイ山頂駅から茶臼岳を牛首からぐるっと回ってもいいのですが、自分の足で登ってもほとんど時間は同じです。
峠の茶屋から樹林の中を少しだけ歩くとすぐに樹林は切れて火山性のガレた地形になります。眼前に朝日岳、頭の上に茶臼岳、行く手に峰の茶屋が一望となります。ウラジロタデとシラネニンジンが大きな群落を作って満開です。
とくにシラネニンジンはここから三本槍岳までずっと切れ目なく咲いていて、地味な花ながらこれだけあると存在感があります。
峰の茶屋で右(北)にコースを取り、剣が峰を巻きます。ここの草付きには秋にオヤマリンドウが咲くのですが、まだわずかに気の早いのが花開いている程度でした。一旦尾根を越えて、今度は西側斜面の鎖のある岩場を通過します。鎖はあっても難所というほどのことはありません。
朝日岳分岐に登り着き、そのまま朝日岳を背に熊見曽根分岐まで一登り。熊見曽根分岐は巻いて通過することもできます。(たいした差はありません。)
静かな清水平:
清水平
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熊見曽根分岐の先の1900m峰を越えるとこれからたどる清水平、三本槍岳が一望となります。清水平から中ノ大倉尾根分岐、三本槍へとゆったりとした緑の起伏が広がって、思わず見とれてしまいました。茶臼、朝日の火山性の地形の景観に慣れた目にはより新鮮に見えるのかもしれません。
急な階段の下降を終えると清水平の一角です。木道もある湿性の草原でシラネニンジンの大群落がちょうど満開で真っ白でした。
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流石山、大倉山の展望 |
大展望の三本槍岳:
清水平からはだらだらと中ノ大倉尾根分岐まで登り、方向を西に変え一旦下ってから一登りで待望の三本槍頂上。360度の大展望です。まず眼を引くのが流石山、そして男鹿の山々も印象的です。会津側の下郷町あたりの平地も見下ろせます。目をこらすと大峠から登ってくるハイカーの姿も。
ゆっくり昼食をとって、また往路をそのまま戻りました。
難しい山ではないにしても、けっこうダラダラと歩かせられたなぁ、と言う印象です。 |
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