【メモ】 |
出流ふれあいの森から護摩壇を目指す:
護摩壇跡
|
千部ヶ岳は出流観音とセットで登られることが多いようですが出流観音は奥の院参拝が有料ですから不信心者の山とんぼは当然カットです。
うまい具合に出流観音奥の院を通る道と並行して林道が奥深く分け入っていますのでこの林道を利用して周回することにしました。
出流観音の直前で右折してしばらく走ると「出流ふれあいの森」がありここに大きな駐車場があります。スタート点にはうってつけです。
出流ふれあいの森から車道補200mほど戻ると千部ヶ岳登山口があります。しばらくは杉や檜の植林地の中の遊歩道を登りますがあまり見所もありません。途中山の神の説明板がありますが肝心の山の神はすでに崩壊して惨めな姿をさらしています。
遊歩道はそのまま下っていきますが登山道が右に分かれますのでそちらを登ります。やがて露岩が現れその岩上が護摩壇跡、勝道上人修行の地です。ここではじめて東側の展望が開けます。三峰山方面、谷倉山方面です。
ここで埼玉からという3人のハイカーに会いましたが、前夜の雪でみなさん敬遠したのかこの日会ったのはこのグループのみでした。
日光方面の展望:
展望地から 男体山、尾出山など
|
護摩壇から尾根道となりますが、ここからは前夜降った雪を踏むことになりました。靴がかくれるほどのこともなくちょうど気分よく雪を蹴散らして歩ける程度でした。
すぐに右手が伐採地となって大きく展望が開けます。表日光連山が半ば雲の中からときどき顔を見せていました。向かいの尾根の特徴ある鋭峰は尾出山です。
その後はまた植林地となりほどなく千部ヶ岳頂上です。山名板がなければ通り過ぎてしまいそうな平凡な頂上です。
道はそのまま尾根通しに続いてから左に下山道となります。
しかしこのまま下ってはあまりにあっけないので「林道」を示す案内板に従って尾根通しに直進しました。
緩やかな尾根がしばらく続くと地形図にはない尾根越えの林道に降り立ちます。鹿の足跡のみのまっさらな雪道です。林道をたどると帰路とは逆の方向へかなり引っ張られてしまいます。はたしてこれでいいのか心配になったころ地図上の林道(観音入林道)と合流してやっと方向を戻し、あとははうんざりするくらいの舗道歩きの末、満願寺の裏手を通って登山口に戻りました。 |