【メモ】 |
雨は上がったものの晴れそうもなく:
コケに守られたコメツガの赤ちゃん
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しばらく車中で雨の上がるのを待つことほぼ1時間、どうやら歩けそうだと判断して駐車場を出ましたがそのまま晴れ上がるというわけにはいきません。まあ、コケと針葉樹の森はしっとり濡れた雰囲気が似合うというものです。
ほぼ全コース木道が敷かれているため泥濘に難儀することもなく雨上がりでもへっちゃらです。(木道がちょっと滑りやすいのが気がかりでしたが。)
ツァーの団体や家族連れやドライブがてらのグループなどがほとんどで山靴を履いて歩くのはちょっと場違いな気がします。
森に入るやすぐさまびっしり地表を覆うコケが迎えてくれます。この景観はまさに北八ヶ岳です。この山域一帯どこでもこんな景観ですが、この火山性の岩の重なりと針葉樹林と林床を覆う一面のコケが織りなす雰囲気が人気の要因かもしれません。
残念ながらコケについては造詣ゼロなのでたくさんの種類が次々現れても区別さえ難しいです。 |
もののけの森
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白駒池:
青苔荘への分岐を左にとるとすぐに青苔荘前に出て右手に白駒池を見るようになります。
対向の歩行者が多くて道を譲ることがいやに多いと思ったら一方通行で途中に左回りをするように案内がありました。どうやらスタートで見落としていたらしくいまさら戻るのも面倒なので迷惑を承知でそのまま逆回りで白駒池を一周することにしました。
青苔荘の先で右に回り込むあたりはコメツガがやや矮性になりコケが盛り上がるように群生していて見事なものです。
「もののけの森」という案内板が立っていましたが、なんだか一般受けを狙って却って浅薄になってしまいせっかくの景観なのにちょっと残念。 |
霧に包まれた湖面
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やがて歩道が湖岸すぐ脇を通るようになりますがあいにく霧が立ちこめて向こう岸さえ見えません。周囲の針葉樹に紅葉が混じっている写真をよく見ますがこの霧ではいたしかたありません。
やがて高見石方向への登路を分けすぐに白駒荘の前を通ります。そのまま湖岸を進むと展望テラスを経て青苔荘への分岐にもどります。
国道に出る直前で左に入る歩道がありますのでそちらにちょっと寄り道。5分ほどであたりが開けて岩とコメツガの織りなす庭園風の開けた灌木帯に出ます。白駒の奥庭と呼ばれているそうです。このままこの歩道をたどると麦草ヒュッテまで通じていますが駐車場に戻るのがたいへんになるのでここで引き返すことにしました。 |
八千穂高原:
八千穂自然園紅葉の滝 |
車で国道をもどり八千穂スキー場を過ぎてすぐ先の右側に八千穂高原自然園があります。有料ですが遊歩道が整備されていてちょっと寄り道にちょうどよいかもしれません。
紅葉が始まったところでカエデの多いところでは顔が朱く染まりそう。 道は良く整備されているものの余計な手入れが入っていることもなくほどよく自然が保たれている感じがします。
ここならハードに歩くこともなく老齢の親御さんを連れて、あるいは幼児連れで自然を楽しめそうです。
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八千穂自然園の紅葉 |
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【便利帳】 |
トイレ:白駒池駐車場、八千穂自然園、レストハウスふるさと |
【寄り道】 |
アトリエ・ド・フロマージュ :
東御市にあるチーズ屋さんです。併設のカフェで焼きチーズカレーをいただきました。おいしかったです。隣にレストランもあります。
湯の丸山方面の山に登るときにいつも気になっていたのですが休日はいつも駐車場がいっぱいで通り過ぎるばかりでした。
北八ヶ岳方面からですと一旦上信越道で小諸ICまで行かなければなりません。上信越道小諸ICより浅間サンライン経由、別府交差点で右折して湯の丸高原方向へ5分ほど。 |