【メモ】 |
露岩の登路(大黒岩)
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植林地の登り:
スタートは小滝沢キャンプ場です。トイレ、駐車場があり傍らには清冽な花貫川が流れています。
駐車場には十台ほどの車が停まっていました。日立、高萩あたりから交通の便がよく、そのためかこんな季節というのにそこそこ多くのハイカーが入山していました。
駐車場脇から登り始めるとすぐにスギやヒノキの植林地の中の道をたどるようになります。退屈な登りをしばらく我慢すればやがて落葉樹林となり枝越しに太平洋も覗けるようになります。このあたりはたくさんの樹種がありますので新緑の季節や紅葉の季節はきれいかもしれません。
土岳神社奥の院を示す分岐を見送り岩がちの急登を登り切ると平坦尾根になり先ほどの奥の院からの道を再び併せます。尾根は方向を右に折れ明るい落葉樹の道となります。よく踏まれた歩きやすい道で、最後に小さな登降を経て頂上草原の一角に飛び出します。
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冬陽のまぶしい平坦尾根
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草原の広々とした頂上:
頂上はかなりの広さの草原です。三角点、山名方位盤、展望台などがあります。
まずは展望台に登ってみました。ぐるり大展望です。南方向には堅破山、高鈴山、神峰山、さらに遠景に筑波山まで届く展望が得られます。北には栄蔵室、花園山、八溝山などが識別できますがあとは準平原のような平らな山々でどこがなにやらさっぱりわかりません。
登山口で0℃でしたから頂上ではきっとマイナスになっているはずで、その上遮るものなしの展望台ですから冷たい風が吹きすさんでとても長くはいられません。
早々に風の弱い場所を選んで退避、昼食としました。大きなアセビがありその下の窪地が風よけにちょうどいい具合です。
それにしても茨城最北の山域の寒さ、改めて思い知りました。むしろ雪の中を歩いている方が寒さは感じないようです。乾燥しきった寒風はむしろ身にこたえます。このページの明るい写真の印象とは異なり寒さだけをとらえればけっこうきつい山行でした。低山歩きといってもナメるわけにはいきません。
帰路は往路をそのまま戻りました。すでに駐車場には山頂で会った親子の車1台のみになっていました。
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