2020年6月                

6/14 カメラが戻ってきた

(登山、雑記)

コロナ尻目に、自粛? なんだそれ? なんてうそぶいて尾瀬に行ったバチが当たったのかカメラをなくしてしまいました。

まずは乗合タクシーの会社に問い合わせて探していただきました。本社に電話したら営業所ばかりか発着所まで確認してくれました。(いくつかの会社が同一路線で運行しているのですが発着所で調べればすべての会社がわかるそうです。)
しかし、親切な窓口の方のせっかくの手配にもかかわらず残念ながら3日経ってもわからずじまい。

そこで遺失物として届いてはいまいかと思って警察に問い合わせをすることに。
沼田警察署の電話を調べようとネットを覗いたら、なんと、群馬県警のサイトに遺失物を検索するページがあって、7日−15時−片品村−カメラ−黒色などと選択していくと、ありました、ありました、私のカメラが登録されているじゃありませんか。進んでるなぁ、群馬県警。
保管している沼田警察署に電話を入れて機種名を伝えたら即座に確認してくれて、なんと「お送りしますので住所、電話番号を」なんて言うじゃありませんか。引き取りに行かなくちゃと思っていたのでびっくり。進んでるなぁ、沼田警察署。
警察というと反射的に突っかりたくなる性格ですが、一方で免許更新とか落とし物とかで訪れる度に親切にされて担当警察官に惚れてしまう山とんぼです。今回はおじさんでしたけど。

それよりなによりカメラを拾ってわざわざ警察署か駐在所まで届けていただいたハイカーにはまずもって感謝、感謝。拾って、警察や駐在所まで足を運んで、拾得届けをして、面倒を厭わないその親切には謝、謝を何遍重ねても重ねきれません。

てな経過を経て、今、ここにカメラがあります。高級カメラじゃなくとも撮った写真はカメラそのものの対価とは別次元ですからね。大切な大切なデータ。いろんな人の親切のおかげで手元に戻った尾瀬の写真。
再生してみたらイマイチな写真ばかりなのは自分のせいだから仕方ない。なんでオートモードなのにこうもイマイチな写真ばかりなんだ。
上手な写真ばかりが価値あるって訳じゃなく山旅への思いと相まってこそ価値があるってことで。(言い訳)