【メモ】 |
(2005−1−1)
雪のおかげで静かな初日の出:
雪の展望地
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珍しく大晦日の大雪でした。積雪は約10cmほど。道路がガチガチに凍結していたせいか、登山口の東駐車場前にはわずかに3台、これは静かな初日の出となりそうです。
しばらくは園内の広い遊歩道に積もった雪に新しい足跡をつける感覚を楽しみましたが、後ろからザッ、ザッと元気な足音が聞こえたかと思うとランニング仲間と思しきグループがあっという間に追い越して行きました。なんて元気な連中。そこから先はぐちゃぐちゃについた足跡を踏んで歩く羽目になりました。(^_^;
三毳山はほぼ全体が公園として整備されてしまいましたので、山歩きの感覚はほとんど望めませんが、こうして白一色になればまた違った楽しみもあろうというものです。木々は枝1本1本まで丁寧に細工したように着雪して、まるでショーウィンドウのディスプレー。登るほどに、靄に包まれた白い平野が曙の中で徐々にはっきりとなっていく様が眺められて、これはなかなか得難い景観です。
道は縦横に造られていますが、階段の直登コースで一気に中の岳頂上へ。頂上からの展望は少し枝に邪魔されてしまいます。ですからわずかに南に下ってパラグライダーの発進地がご来光ポイントとなっています。例年100人ほどの皆さんが集まります。しかし、やはりこの雪ですから、今年は数えたら酔狂な御仁がわずかに9人。初日は地平線の雲のおかげでちょっとのんびりしすぎでしたが、いつものように筑波山のシルエットの右から顔をのぞかせてくれました。今年もいいことありますように。街で出くわしたらちょっと道を譲ってしまいそうなヤバそうなニイちゃんもここでは神妙に太陽に手を合わせていました。(^_^)
展望ポイントへ:
靄に包まれた佐野市街と輝く日光足尾方面
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このポイントは日の出にはいいのですが、筑波と関東平野の展望だけなので、せっかくですから尾根をそのまま回り込んで西にある展望砦まで行くのが例年のパターンです。この展望砦はいったい何だこれはと思わせるような訳のわからない代物で、この無駄使いのツケを孫子の代に払わせるかと思ってここに立つといつもなんだか落ち着きません。
展望台からは富士山、丹沢、秩父などの山々と関東平野が一望です。しかし、近年木々が茂ってきて足尾や安蘇方面は見えなくなってしまいました。さらに先へ進むと遊具のある広場があります。ここにも展望塔(遊具、こいつは金かかってるぜぃ(^_^;))があり、ここからは南、西、北の展望がきき、関東平野を囲む山々が一望です。雪のない日にはガキに混じって登ることになりますが。(^_^;
下山は三毳の関(伝)を回って東駐車場へ戻りました。
すでに三毳山はハイキングの対象ではありませんが、雪が降ったときには無様な設備も雪の下ですからけっこうおすすめです。ここなら家族連れでも白い世界を楽しめます。
(2017−1−1)
毎年初日の出は三毳山からと決まっています。
ことのほかきれいな日の出でした。まだ仄暗い関東平野の左端に筑波山が黒々と浮かび地平線が徐々に赤味を増して、やがて輝く太陽がポコンという感じで顔を出しあっという間に関東全体が朝の輝きに包まれました。あっけなく夜が明ける感じが軽快でいいですね。
正月はいつものように大小山、行道山など歩き回って日頃の怠惰な日々とはちょっと違う過ごし方。(^_^)
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