大小山 花園 だいしょうやま はなぞの
大小山派生尾根の先に小さな展望峰
大小山・妙義山の北に延びる派生尾根の先に小さなピークがあります。花園という名称を最近初めて知りました。
見ようによっては取るに足らない尾根上のコブにも見えますが樹間ながら佐野北部を一望する展望峰でもあります。
大小山の下山時にちょっと寄り道するのも楽しいかもしれません。
関連ページ
大小山阿夫利神社より http://www.kimurass.co.jp/daishou.htm
大小山市界尾根 http://www.kimurass.co.jp/daishoushikai.htm
大小山大沼田より周回 http://www.kimurass.co.jp/daishouonta.htm
大小山百観音より http://www.kimurass.co.jp/daishoukannon.htm
大小山滝コース http://www.kimurass.co.jp/daishoutaki.htm
大坊山・大小山縦走 http://www.kimurass.co.jp/daiboudaishou.htm
大小山赤見コース http://www.kimurass.co.jp/daishouakami.htm
大小山北面直登 http://www.kimurass.co.jp/daishoukita.htm
大小山駒場から北面 http://www.kimurass.co.jp/daishoukomaba.htm
妙義山頂上 褶曲の見本のような岩峰
花園眺望(三毳山方面)
【日程】 2025年8月9日 【山域】 安蘇山塊前衛 【天候】 晴れ
【アクセス】 東北道佐野ICからは国道50号を西へ足利方向、群馬県方面からは国道50号を東へ小山方向。足利・佐野の境界あたりに来れば北西方向に「大小」の文字の架かったピークが見えます。こんな山は近くには他にありませんからあとはこれを目指して走ります。阿夫利神社へはちょっと道は複雑ですが、「大小」の字の掛かった山頂直下を目安に山懐を目指せば案内板が角々に立っていてたどり着けるはずです。 【駐車地】 阿夫利神社手前に30台ほどの大駐車場。阿夫利神社のすぐ前にも10台ほどの駐車場。
【コース】
阿夫利神社 - 女坂 - 大小の字
- 鷹の巣山 - 妙義山 - 固定ロープ岩場
- 花園 - 阿夫利神社
実行程約2時間 一般向き
【メモ】
妙義山から固定ロープで岩場を下る:
妙義山までは好きなコースで登って展望を楽しんでから東の尾根を下ります。不安定な岩場で過去に事故もあった場所なので注意が必要です。私も半年ほど前にここで転倒して未だに傷跡が残っています。左側が断崖で、以前ここで高校生が大怪我を負ったなと思っていた瞬間角張った岩の上に転んでいました。北側の断崖に落ちなかったのは偶然としか言いようがなく思い返すとぞっとします。
その先は二手に分かれていて花園へは左側を下ります。ちょっと長めの固定ロープがありますので不安なら助けを借りて慎重にも慎重に。
岩場を下りきったら通常ルートは戻るように右に折れますが花園へはそのまま小尾根を辿ります。
花園:
小尾根の先は狭いながらもちょっとした平地でしっかりしたベンチとテーブルがあります。
山名板があり「花園」と書かれていました。
佐野北部の展望が開けています。休憩には格好の小ピークです。
花園
ほかに魅力はというとまあこれだけと言えばこれだけなんですが。岩稜が続く大小山にあって珍しくのんびり低山の雰囲気があるピークではあります。
ただ里山といえど日光連山からの山続きの地形です。山頂の立木に真新しい熊の引っ掻き痕がありました。こわっ。
花園って?
ところで花園の名称、最近初めて聞きました。何十年もこの周辺を歩いていてついぞ聞いたことのなかった名前です。
花園プレート
名前の由来もわかりません。ヤマツツジが咲くことは咲きますがあたりが花に包まれるほどでもないようです。山麓の地名かとも思い明治以来の地形図を調べましたが北側の広大な低湿地には地名があった歴史はないようです。地元の駒場で地元生まれらしいおじさんに聞いたところこの一帯に人が住んだことはないと言い切っていました。地名がなかったのも頷けます。強いて言えば駒場の一部と言うことでしょうか。
結局大小山北麓の広大な土地については謎のまま、さらには花園の地名・山名についても謎のままです。