【メモ】 |
周回コース探索はまず入山点を探すことから:
大小山の西に続く尾根をミニ縦走すると駐車地に戻るのに苦労するので、今回はなんとか周回コースを探そうというものです。下山点を勝手の知った越床峠と決め、まずは入山点を決めねばなりません。昔、大小山の南尾根から鷹巣集落に下山したことがありますが確かこのときは中継アンテナの巡視路を下山した記憶があります。しかし、その辺りをウロウロしたのですが道も狭く迷惑になりそうなので駐車場所が見つからず、やむなく越床峠からの入山と決め、下山点をあとから探そうということにしました。
越床峠への古道はすっかり荒れて、足利病院の裏手の焼却炉とか給水塔などの見える荒れ果てた地点から今回のコースはスタートです。のっけからなんだか情けない景観に意気上がりません。
道は広いものの峠下までは荒れていて、夏は草に被われてしまいそうです。スタートしてすぐテープに惑わされますが歩きやすいテープのない方に進みます。やがて道が二分、ここは右にとります。あとはそのまま峠まで10分足らず。
大小山まではいつもの道:
あとは登降を繰り返し大小山まで縦走です。案外きつい道で一汗も二汗もかかせられますが、展望もよく、また赤松と岩稜の取り合わせがきれいで楽しい道です。途中大きなピークを3つと大小山にくっついた小ピーク1つを通過しますが、3つ目のピークで分岐の踏み跡と目印テープを確認しました。どうやらここから大沼田に下山できそうです。
一応、大小山までたどって頂上で展望を楽しみながら大休止。いつ来ても素晴らしい展望です。
地元では毎日登るという人たちもいらっしゃるようで、なかなかの人気です。
下山の分岐尾根も気分の良い赤松の尾根:
先ほどのピークまで登っていよいよ下山路の探索です。
踏み跡はしっかりしていますが、かなりの急な降りで一気に高度を落としていきます。この尾根も縦走路と同じように岩と松の配置が美しく、なかなか気分良く歩けます。振り返れば越床から大小山までの全貌が視界に入り、短いと言えどもけっこう歩き甲斐のある尾根だと判ります。
途中展望の良いコブがありますので小休止。冬というのに日だまりで暖かいせいか無数の虫が空中に群れていました。これをメジロの群れが宙返りしながらとらえている珍しい光景にしばし岩に腰掛けて観戦。
さらに下って里が近づくと林の景観は一変して笹の密生する荒れ果てた里山になります。笹の中をくぐるようにたどるとひょっこり小さな墓地のある民家の裏に飛び出し、畑の中を進むと舗装道路に出ます。ここは鷹巣集落の一角にあたります。あとは舗装道路をたどって、福祉施設山百合の里の脇を通り駐車地の足利病院裏まで15分ほど。
ちょっと入山点と下山点が情けない景観ですが、下山の分岐尾根も含め、コースとしてはなかなか楽しく歩けました。 |