袈裟丸山(前袈裟南東尾根周回) けさまるやま 1878.2m
しゃくなげ橋から前袈裟東南尾根を登りヒライデ沢に下山する前袈裟丸山周回ルート
(2008-5-18) 2008-5-18の記録はこちら
3年前に単独で前袈裟東南尾根を歩きましたが、今回は仲間を得ての再訪です。
前回はヒライデ沢から入山しましたが、その時途中に林道を横切りましたので、その林道を利用してちょっとズルッコなルート設定です。
お目当てのアカヤシオは前週の雪の影響ですっかり痛んでしまいましたが、それでも花の海に圧倒されました。
下山は尾根の途中からヒライデ沢へ向けて一気に下降し、林道最奥に降り立ちました。下山地はダケカンバの疎林が広がる高原情緒満点の平坦尾根で、アカヤシオの主尾根のルートとはまた違った魅力がありました。
(2011-5-21) 2011-5-21の記録はこちら
これまで2回ほど登った時には入山点がわからずあらぬ地点を入山点にとってかなり無駄歩きをしてしまいました。未知のルートを試行錯誤で歩くので致し方ないのですが、そのままサイトに載せたところそれをなぞって歩いたらしい方がまたそれをサイトに載せてしまい、これが悪循環になっては困りますので由緒正しい(?)ルートを確認してきました。なぜここなのかといえば、これは地元の山菜採りの方たちに教えていただいたもので、その方たちには既知のルートのようです。タツ沢を詰めて一気に笹尾根に突き上げる効率よいルートで、タツ沢の新緑も美しく、また笹尾根の縁を登るためルートを見誤ることもなく、おまけに爽快な景観も得られて、やはりこのルートで登るのがよいようです。
この年はまれに見る当たり年のようで全山が花に埋もれていました。おまけに前週が好天で一気に開花したらしく、普通なら標高が低いところで満開なら上の方ではまだ蕾という状態ですが、標高に依らず行けども行けどもどこまでも満開でした。
(2021-5-5) 2021-5-5の記録はこちら
久しぶりにまた歩いてきました。前回と同じコースですが稜線までの直登でエネルギーを使い果たしてしまって頂上は省略と言う無様さ。体力落ちまくりでヘロヘロでした。
車で通過した折場口(弓の手コース登山口)は連休というのにさほどの混雑も見られず路上駐車の車も数台のみと言う寂しさです。やはりコロナ禍でみなさん外出を控えているのでしょうか。あるいは例年の満開時が5月中旬なのでまだ早すぎると思って待っているのでしょうか。今年は早いぞ。
(一般ハイキングコースではありません。)
関連ページ
前袈裟丸山南東尾根(初めての南東尾根入山の記録はこちら)
袈裟丸山塔ノ沢コース
袈裟丸山弓の手コース
袈裟丸山郡界尾根
袈裟丸山郡界シャクナゲ
袈裟丸山笹尾根バリエーションコース
袈裟丸山小中川本流左岸尾根
袈裟丸山下の滝沢左岸尾根
袈裟丸山オオノ沢左岸岩稜
袈裟丸山バラ沢峠尾根
二子山
【日程】 2008年5月18日
2011年5月21日
2021年5月5日【山域】 足尾 【天候】 2008 曇りときどき霧
2011 晴れ
2021 曇りのち晴れ【地図】 1/25000袈裟丸山
【アクセス】 群馬側から国道122号足尾方向に草木ダムの先、沢入で寝釈迦の案内に従って左折。途中塔ノ沢コース分岐を見送り、バラ沢峠経由で弓の手コースの登山口の折場口を過ぎ、さらにそのまま進むんで折場橋を通過してその先の石楠花橋が入山点。
あるいは、小中より大滝方面に入り、大滝を過ぎ右折して(左折で群界尾根方向)石楠花橋まで。【駐車地】 石楠花橋脇に3台程度。林道始点の先の路肩に1台。
【コース】 石楠花橋 - タツ沢沿い林道 (− 水平道トラバース − 笹原庭園)[タツ沢 − 笹尾根縁]− 南東尾根 − 前衛ピーク(小袈裟)
− 前袈裟丸山 − 前衛ピーク − ヒライデ沢下山尾根分岐 − 林道末端 − 展望岩往復 − 石楠花橋
( )2008-5-18
[ ]2011-5-21
実行程約7時間 ベテラン向き
アカヤシオ
ダケカンバ疎林の平坦尾根
小滝を連ねる新緑のヒライデ沢
【メモ】 2011-5-21の記録はこちら
2021-5-5の記録はこちら
(2008-5-18)
石楠花橋から林道を経て入山:
賑わうというより大混雑と言っていいほどの折場口をやり過ごして林道を下って行くと最初のカーブがヒライデ沢にかかる折場橋、さらに下って2つの小橋が続く地点が今回の入山点です。
密やかな水平道跡
密やかに続く水平道跡
折場口から行くと手前の橋が石楠花橋で、入山点はその先の小橋の脇から始まる林道です。
ちょうど山菜採りの地元の4人とスタートが一緒になりました。道々話をしながらいろいろな情報を得ることができました。
石楠花橋の沢はタツ沢と言うそうですが、どんな字なのかは知らないとのこと、そのタツ沢を詰めると岩場に阻まれること(彼らはその東隣の沢から入りました。)、小丸山と小袈裟は別で(市販のガイド地図には小丸山の別名を小袈裟としているものがあります。)小袈裟は私たちがこれから目指す前袈裟の前衛峰を指すこと、など地元ならではの情報を教えていただきました。
彼らと別れてそのまま林道をしばらく辿りましたが、急な傾斜で一気に高度を上げる効率のよい林道です。やがて小尾根を越えると眼前が開け折場口からの弓の手コースを見通せる地点に飛び出します。眼下にはヒライデ沢が笹原の中を流れています。ここから戻るように前袈裟東南尾根まで樹林の中をトラバースするのですが、よく目を凝らすと前回確認した作業道の痕跡がうっすら認められ、これを今回も辿りました。
この作業道の痕跡はバラ沢峠(沢入から折場口への途中の送電鉄塔のある峠)から消えたり現れたりしながら延々と続いている水平道で、今まで南面を歩いていていて幾度となく出くわしています。いったいどこまで続いているのか、いつか通しで歩いてみたいものです。
広大な笹の斜面に取り付く
まるきり戻る形になってしまいましたが、すぐ下に先ほどの林道が見えていて、わざわざ遠回りすることもなく林道から小沢を詰めれば簡単です。が、先ほどの山菜グループが親切心で安全なルートを薦めるのでむげに無視もできずこのルートをとりました。
大きくトラバースして大笹原から尾根へ:
道跡はときどき沢に消されて見つからなくなりますが、そのまま鹿道を歩いているとそのうちまた現れたりを繰り返しながらやがて広大な笹原の斜面で一旦消えます。
この笹原はタツ沢の源流に位置し、小中方面に大きく広がった気持ちのよい展望地となっています。そこここに顔を出している大岩に腰掛けると初夏の風が吹き上げ、最初の大休止にもってこいです。広大な笹原には縦横に鹿道が走っていて、このあたりの鹿の生息密度の濃さが見て取れます。
前方の笹の斜面を直線登りで大登りすると前袈裟から南東に延びる長大な尾根の一角に飛び出します。
丈の短い笹に被われ、アカヤシオやシロヤシオの巨木が点在する夢の様な別天地です。
アカヤシオ
ただし、前週の寒さ、たぶん降雪があったのでしょう、アカヤシオの花のかなりが痛んでいて花の密度が想像したほどではなく、またシロヤシオはこのところの寒さで蕾を硬くしたまま季節の推移を停めていました。
一頭の大鹿が前を横切って走り去っていきました。
アカヤシオの尾根 ひたすら前袈裟を目指す:
地形図を見るととにかくひたすら登る長大な尾根で先が思いやられますが、実際には行けども行けどもアカヤシオが続く楽しい登路です。それも巨木ばかりです。シロヤシオはまだ2週間ほどは要しそうですが、こちらもまた巨木です。樹林はほとんどアカヤシオかシロヤシオ、純林と言ってもいいほどです。
途中、謎の石標がいくつかありました。最初に笹の中に「立見」と彫られた石柱、さらに岩上に「中間点」、そしてまた笹原に「笠松」の石柱。ちょうど三角点を半分くらいの大きさにした石柱で、いったい何なのか興味は尽きません。
尾根には一筋の道跡があり今は鹿が鹿道に使っているためかなりたどりやすくなっています。また傾斜もさほどきつくはなく、アカヤシオに歓声をあげているうちに気付いたら前衛峰が目の前でした。
このあたりまで来るといつの間にか右手の樹間には小丸山の尾根をすでに下方に眺めることができます。
やがてコメツガの巨木が多くなると一登りで前衛峰、地元の方たちが言う小袈裟です。頂上は灌木の藪の中でこれと言って取り立てていうものはなく、そのまま通過していよいよ前袈裟丸山を仰ぎ見る笹原の鞍部まで一投足です。
この鞍部は左に弓の手沢、下の滝沢の広大な眺め、前方に前袈裟丸山の勇姿を見ることの出来る好ましい笹原で、最後の急登を前に一息入れるには恰好のポイントです。
コメツガ疎林
振り返ると前衛峰はまだこれから花を開きはじめるアカヤシオが蕾を濃いピンクにして一帯に染めています。
そのまま踏み跡をたどって急登すれば小丸山からのハイキングコースに飛び出すのですが、私たちは袈裟丸南面の広大な展望を楽しもうと笹を突いてトラバースしました。下の滝沢源頭の薙付近からは弓の手沢、下の滝沢の袈裟丸南面域、さらに郡界尾根から根利牧場、赤城山などじつに広大な眺めが広がっているのですが、残念ながら今回は霧に阻まれ見通しがまったくききません。仕方なくトラバースをやめてそのまま上へ上へと笹藪を突いて這い上がり頂上直前のハイキングコースに飛び出しました。
ハイキングコースは完全にオーバーユースで道は踏み固められ土が剥き出しになっていて、今までたどってきた踏跡とのあまりの違いにちょっと戸惑ってしまいました。
頂上にはたくさんのハイカーが休んでいましたが、その数4,50人ほどにもなり、山名標識をカメラに収めるにもなかなか人影を避けるのが難しいくらいです。
前衛峰鞍部から見る前袈裟
人の多さに辟易してまた来た尾根を戻る:
この人の多さではゆっくりお昼にする気にもなれず、また予定通り小丸山−弓の手コースで下山するにもハイカーの多さが思いやられ、結局今登ってきた尾根を下ることにしました。
慣れない尾根の下りですからルートファインディングには慎重さが要ります。まず右手に下る尾根を見つけて薄い踏み跡をたどります。(ハイキングコースの小丸山へ下るメインルートは、道がしっかり切ってあるためちょっと気付かないかもしれせんが、尾根通しではなく尾根を外して左に一気に斜面を下るようにつけられています。下りきってからまた尾根が始まるヘンな地形になっています。)
間違い易いことにその尾根にそのまま引き込まれるとすぐに尾根が尽きてしまいます。実際のルートは右に尾根から分かれて斜面を下った所に鞍部があってここから改めて長大な南東尾根が始まるのです。
さらに前衛峰(小袈裟)の次の尾根分岐(1701標高点の北)も左に引き込まれやすく注意が必要です。
頂上からここまでは地形図と睨めっこが必要です。
ここからはルートも単純で足任せに駆け下ることができます。
一気にヒライデ沢に駆け下る:
そのまま登路を戻ってもよかったのですが、私たちは登るときに無粋なマーカーテープを確認していたので、これがヒライデ沢を目指しているものと推測してここから左に分かれました。
道跡がはっきりしているのにうるさいほどに続いていて鬱陶しいマーカーですが、たぶん雪の季節につけたマーカーなのでしょう。
多少とも野生に浸りたい者から言えばこの手のマーカなどないに越したことはなく、登路で最初にこのマーカーを見たときついにこの尾根もかと残念な気分でした。まあ、これを利用して分岐を判断したのですからあまり文句も言えません。(ちなみにこの地点までの登りにはマーカーの類は一切なく地形図とコンパスと勘を頼りに歩いて自然の領域を楽しむことができました。)
分岐尾根とは言っても尾根と呼ぶには急峻過ぎるほどであっという間に高度を落とし、小丸山の尾根も南東尾根も見上げるような高さです。
この先、急な下降も長くは続かず、気持ちのよいダケカンバの平坦地となります。優しい流れや鹿のヌタ場などがありここも別天地です。袈裟丸の懐深く分け入ったこのあたりでは朝夕にはたくさんの鹿が群れ遊んでいるのかも知れません。
高原情緒豊かな平坦地をぶらぶら下って行くと突然林道終点に飛び出しました。林道と言っても平坦地を削っただけの切り開きで車の通った痕跡すらなく高原の雰囲気を壊しているほどではありません。しかし、なんのための道。
この道路をそのまま下っていったら朝登った林道の先端であることがわかりました。
途中、林道からの入山点のほど近くにある展望岩に寄り道して眺めを楽しんで、あとはそのまま林道をたどって石楠花橋のたもとの駐車地に戻りました。
ヒライデ沢源流
アズマシャクナゲ
朝、山菜採りの皆さんと別れてから頂上まで、頂上から駐車地まで、誰とも会うこともなく静かな袈裟丸山を楽しむことができました。その対比で頂上の混雑のすごいこと、登山口の大混雑もそうですが、近年の袈裟丸の人気のほどがわかりました。
トウゴクミツバツツジ
(2011-5-21)
石楠花橋から入山:
石楠花橋脇の小広場に駐車してわずか大滝方向に戻った小橋の脇から林道が登っています。かなり急な林道で、ゲートがあり車は進入できません。ゲートを脇から抜けて林道を上り一度右にカーブしてから左に曲がってさらに右カーブの地点の小沢が入山点です。
緑あふれる入山点の小沢
沢は水量も少なく新緑の中を緩やかに登りますが、古い道跡や鹿道がありますからそれをつないで適当に登って行くと徐々に傾斜が増し木の根や笹枝を頼りの急登になります。どうルートをとっても結局同じような急斜面になりますから覚悟して一気に登るほかありません。
やや右へ右へという感じでルートを選べば早い段階で笹原に達することができます。(笹原が登りやすいかというとそうではないのですが、展望も開け爽快に登ることはできます。)
笹原の一角に出て眺めると前回の誤ったルートがかなり効率の悪い回り道だとわかります。
笹原と樹林の境目の小尾根を登ると南東尾根に飛び出します。夢のようなアカヤシオの花の園です。
南東尾根に達すればあとは花の尾根をひたすら登るだけ。
アカヤシオオンパレード:
(クリックで拡大画像 ブラウザで戻ってください)
これほどまで咲くものだろうかと思えるほどの花、花、花でした。
笹原に飛び出した1400m付近から頂上直下1800m付近まですべて満開でした。
展望する尾根もどこも花の海さながら、こんな当たり年はもう会えないかも知れません。
満開アカヤシオ アカヤシオ花叢 花の中の赤城山 アカヤシオ廊下 日光白根 皇海山 鋸山 庚申山 前袈裟前衛峰(地元呼称小袈裟) アカヤシオ群落帯 咲き初めアカヤシオ 前衛峰コルより前袈裟丸山
前衛峰鞍部にてカメラマン氏と談笑
(あまな氏撮影)延々と花に染まる南東尾根
(今回ルート)下山路もアカヤシオ
全コースでこの日入山したのは私たち以外には下山単独ハイカーの2人とこのハイカーに聞いたところでは他に登りの2人組、それと前衛峰鞍部まで写真を撮りに降りてきたカメラマン氏ご夫妻、たったこれだけでした。
最初にこの尾根を歩いた頃には全く人の気配がなくマーカーも皆無でしたが、最近は訪れるハイカーも出てきてテープマーカーなど付けてしまう人もあってちょっと残念な気もしていました。ですが、それでもまだまだ静かな尾根であることには変わりないようです。
アズマシャクナゲ
フタバアオイ
(2021-5-5)
急峻な登高の先には平坦尾根
慣れてもやはり難コース:
折場口から車道を下ってしゃくなげ橋の先の無名橋(不明なだけで名前がないわけじゃないかも)の沢が入山点です。ゲートで閉鎖された古い林道(仮にゲートが開いたとしてもとても走れる道ではありません。)がありますのでしばらくはその林道をたどり右、左、右と道がカーブしたら沢に取り付きます。左側の右岸の踏み跡をたどりますがそのうち道は消えます。あとは鹿道をつないで上へ上へ。
悪戦苦闘で笹原と樹林帯の境界あたりを直登していたらトラバース道の跡に出たのでこれを左にとって消え消えの道跡を利用して尾根まで登り着きました。このトラバース道はたぶんバラ沢峠からスタートして延々と標高を変えずにうねうねと続く水平道の跡かもしれません。時にはっきりと姿を現し時に消えながら鹿たちが獣道として歩くことで維持されているようです。昔の作業道でしょうがいったいどこまで続くのか興味は尽きません。
トラバース道のすぐ上に尾根が見えたので一息で登るとそこは夢のような別天地が拡がっています。
小笹のゆるい尾根を遊びながら登る:
赤城山を望む
アカヤシオが咲く小笹の原の緩やかな尾根からは赤城山が大きくまた遠く草津の山が白く輝いているのが眺望できます。そしてその赤城山ですが、なんと頂上稜線が霧氷で真っ白です。ということはこのあたりも相当な寒さだったはずで、その証に付近のアカヤシオはすっかり霜害にやられてしまっています。残念ながら開花間近のつぼみもやられていますのでもう今年は諦めるしかありません。とはいえ、痛んでしまってはいてもアカヤシオはアカヤシオ、ピンクの花を揺らしています。この尾根の例年の咲き具合を知っているので物足り
ませんが、これでもアカヤシオ群落として見事なものです。
もっと標高の高い頂上直下なら堅いつぼみのうちだったから半月ほど経てば満開の花を見られるかもしれませんのでそちらに期待。
疲れて頂上まで行く気もないので沢へ下るルートを探しましたが、かつてあったマーカーテープが見つからないまま小袈裟(前袈裟前衛峰)直下まで登ってしまいました。かつてあったマーカーテープはどうも今はないようです。それはそれでよいことです。
再度戻って踏み跡を探しましたが、(上から降りてくる方向から)左に戻るように下るかすかな踏み跡を見つけここから一気に下りにかかりました。1701m標高点が尾根の南方向と南東方向の尾根の分岐になっていますがこの尾根を分ける沢の左岸斜面を下ることになります。南東音を末端までたどってもいいように思います。いずれも笹を分けて進むことになりますが沢沿いの方が笹丈は低いようです。
気持ちのよい高原状の平坦地となったら古い作業道に降り立ちさらに林道跡に出てあとは駐車地までのんびり戻るだけ。
展望地に寄り道:
展望地付近のアカヤシオ
高原状の林道跡からは左手に弓の手コースの大笹原が見通せます。その手前の小尾根にはアカヤシオが咲き乱れているのが見えます。また足下のヒライデ沢の岩場にもたくさんのアカヤシオが見えます。霜の害さえなければ尾根筋もこんな咲き具合だったのかと少し残念です。
途中左手の小尾根に降る道が分かれていて尾根末端の展望地までたどれます。周囲にはアカヤシオが咲き、アズマシャクナゲも開花間近です。見上げればロボット雨量計ピークや小丸山方面を望め、眼前には広大な笹原が拡がっています。
最後の展望を楽しんで今日の山行を締めくくりました。袈裟丸山の山深さと魅力の奥深さを堪能できるよいコースです。
高原状の林道跡【便利帳】 トイレ:道の駅やまびこくろほね、草木ダム、折場口 【収穫】(^_^; 2008-5-18 35g 18片 (前袈裟丸山頂上のみ)
2011-5-21 300g 39片(前袈裟丸山頂上がほとんど)
2021-5-5 10g 6片